手に職をつけたい女性の運命を変えるおすすめの資格・仕事ランキング
同じ仕事でも、女性は男性よりも給料が安い日本。
女性の社会進出と活躍が当たり前になってきている現代において、どうすれば女性は男性と同じような給料を手にできるのでしょうか。
その方法のひとつに「手に職をつけること」が挙げられます。
手に職をつけることによって、さまざまなメリットがあるのです。
ここでは、女性が手に職をつけることの必要性、そしておすすめの資格・仕事をご紹介します。
Contents
手に職をつけることのメリット
手に職をつけることによって、3つのメリットが生まれます。
社会的信頼感
通信教育や専門学校で資格取得。
もしくは、スキルを磨いていくことは肝心です。
就職や転職をするのは自分ひとりではありません。
ライバルは大勢います。
採用枠が少ないなかで同じような人が2人いたら、履歴書に資格のある人を選ぶのは当然のことです。
資格自体も大事ですが、資格を取るために努力したことを人は認めます。
その結果、社会的信頼感も得ることができるのです。
給料アップ
実務経験がなくても資格手当によって高い給料が見込める場合があります。
たとえば料理人がそうです。
未経験でもなることはできますが、調理師免許または料理関係の資格を取っていれば、月給は高くなり年収も上がります。
子育て後も仕事に復帰しやすい
女性は男性と違い、出産・子育てがあります。
子育て期間が終わり、再就職しようとしても、復帰することがむずかしいこともあります。
同じ職場への復帰なら可能かもしれませんが、「経験者です」と申し出ても、それを信じてもらえるかは相手次第。
そこで重要になるのが資格の有無です。
資格は必要な技術を身につけているということの証明になり、会社へ復帰しやすくなります。
男性に比べて女性は給料が少ない
国税庁の「民間給与実態統計調査」(平成28年度分)によると、男性は平均年収521万円なのに対し、女性は280万円。
約半分の給料しかもらえていません。
この数字は正規社員と非正規社員の合計ですが、正規社員だけで見ても、男性平均年収540万円なのに対し女性の平均年収は373万円と、約150万円も違います。
資格を持っていると資格手当が受けられ、上記の男女の収入の差を埋めることが見込めます。
能力が認められると、さらに高い給料が見込めるのです。
男性より収入が低くなる事態を避けることができます。
とくに国家資格や難易度が高い資格を持っているとさらに年収は高くなります。
たとえば、国家資格の社会保険労務士の2016年男女別平均年収は、男性507万円、女性555万円。
圧倒的に女性の平均年収が上です。
社会保険労務士は、独立して自分で開業することもできるので、年収1,000万円をめざすこともできます。
おすすめの資格・仕事ランキングベスト5
ここでは、どのような資格・仕事があるのかランキング形式で紹介します。
ぜひ、仕事選びの参考にしてみてください。
5位 秘書検定
国家資格ではなく公的資格の「秘書技能検定」。
秘書検定の資格がないと秘書になることはむずかしく、新卒での採用はほぼありません。
階級は、3級、2級、準1級、1級。
準1級から面接があります。
準1級めざす方は、面接対策をして挑みましょう。
秘書検定は、秘書だけの資格と思われていますが、マナーや一般教養を学ぶことができます。
ビジネスシーンで活躍する資格です。
たとえば言葉遣いや電話対応は、社会人になると当たり前に使われます。
そんなときに秘書検定の資格を持っていると、瞬時に対応することが可能です。
4位 販売士検定
日本商工会議所が実施している公的資格で通信講座でも取得可能な「販売士検定」。
主に販売や接客技術などを問う試験で、販売のスペシャリストとして認定されている資格です。
販売業務は未経験でも就職できます。
しかし、販売士検定を持っていると資格手当や就職にも有利です。
階級は、3級、2級、1級。
ただ、3級は認知度が低いので、2級以上をめざすことをおすすめします。
1級は販売店などの店長になりたい人向けのため、自分の販売店を開きたいと思っている方は検討してみるとよいでしょう。
3位 宅地建物取扱士
不動産を仕事にする人は取っておくと就職が有利な国家資格の「宅地建設取扱士」。
不動産会社では、お客様に土地や建物の説明をします。
ただ間違った説明をすると、お客様からのクレームにつながったり、高額な取引では思わぬ損害を招いてしまいます。
そのようなことを防ぐために、宅地建物取扱士の資格があります。
階級はなく誰でも受けることができます。
しかし、合格率が例年15%~17%なので難易度が高い資格です。
2位 助産師
妊娠や出産に関する国家資格。
看護業務のスペシャリストをめざせる資格です。
応募資格は看護師の免許取得、かつ助産師育成学校に入学・卒業しなくてはなりません。
助産師合格率は90%以上ですが、助産師育成学校の入学がむずかしいため、相当な勉強量が必要です。
勤務地は主に病院ですが、保健所や母子介護センターで勤務する方もいます。
また、保育士より給料水準も高いのが特徴です。
助産師の資格を持っているだけで、資格手当を支給してくれる病院もあります。
1位 医療事務管理士
株式会社技能認定振興協会が実施している医療事務管理士技能認定試験の合格者に与えられる資格になります。
治療費の計算・診療報酬明細書の作成といった、医療業務を担当するスペシャリストです。
合格率は、50%前後。
学科試験は1時間程度ですが、実技試験は3時間あります。
誰でも受けることができ、近年ではパソコンから受験できるIBT試験がある利便性の高い資格です。
実は女性が多い司法書士
クライアントの依頼を受けて、裁判所・検察所・法務局などに提出する書類を作成する「司法書士」。
就職先は、司法書士事務所や弁護士事務所です。
独立して事務所を開く人もいるのが特徴です。
実は女性の数が多く、平成26年の調査では3,374人の女性が司法書士として働いています。
女性が多く、働きやすいと女性に人気の職業です。
日本社会では、女性が男性と平等に仕事の評価を受けられないことがあります。
しかし、司法書士はそんなことありません。
司法書士を持っている人は、資格者の責任を持って業務に取り組み仕事をすれば、評価される職業です。
育児休暇が取れないから退職して、子育て期間が終わって再就職する際にはすぐに仕事復帰できる経験者歓迎の職業です。
40代50代からの転職
40代50代で転職しようとしている人でも、資格を取得して転職することが可能です。
資格に加えて、経験も若い人たちに比べて豊富なこの世代なら転職の幅も広がります。
逆に資格を持ってない40代50代の人は、求人を探して転職するのはむずかしいでしょう。
転職をお考えなら、転職先に関連する資格を取るのが肝心です。
女性も働く時代
以前は、男性が仕事をして女性が家事をするのが当たり前の時代でした。
しかし、現代では女性も働く時代です。
資格を取得することによって、男性と平等に高い給料を受けとることができます。
しかし、いまだに多くの男性が働いていて、2015年社員の男女比は、男性68%、女性32%と女性は男性の半数に満たないのが現状です。
そういったことを踏まえて、政府は働き方改革に力を入れています。
女性の占める割合が増えてきていますが、いまだに日本は平等社会ではありません。
男性に負けない資格・スキルを取ってばりばり働きましょう。