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40歳で貯金5000万以上持つ人はその割合と老後に必要な運用方法

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誰でも社会人になり仕事を始めると、徐々に老後のことを考えるようになります。

そして中年にさしかかる40代となると、それはさらに意識され、自分の資産をどのように増やすかということも考えていかなくてはなりません。

 

実際には1億円がお金持ちへの入り口と言いますが、5,000万円を越えるとお金に対する価値観は変わってきます。

40歳で貯金を5,000万円ある人は、どれぐらいの割合いて、どのように運用すれば老後への資金として増やしていけるのでしょうか。

 

40歳の平均貯金額は594万円

早速40歳では、どれぐらい貯金を持っているかご紹介します。

  • 20代 : 189万円
  • 30代 : 494万円
  • 40代 : 594万円
  • 50代 : 1,325万円

年代別に見てみるとこのような数字になっており、40代の平均貯金額は594万円になっています。

年齢が上がるほど貯金額は多くなっていますが、老後に5,000万円や1億円必要と言われる時代でありながら、50代でもそれほど貯金額は多くはありません。

さらには40代では、35.7%もの人が貯金額0円となっています

 

貯金5000万円以上の割合は3%未満

貯金を含めた資産が5,000万円以上1億円未満だと準富裕層、1億円以上5億円未満だと富裕層と呼ばれます。

そのなかでも準富裕層と呼ばれる資産を持つ方は、全体の割合で3%未満で、富裕層となるとさらに割合は少なくなります。

 

また日本人の富裕層の93%は46歳以上であり、準富裕層については90%が40歳以上です。

これらの数値からもわかるように、40歳以上から5,000万円という数値は現実的な金額となります。

これぐらいのお金があると、リタイア生活も現実的になってきます。

 

40代で5,000万円を貯めたうえで家計管理方法をしっかりと行い、無駄な出費を無くし、資産運用を上手に行っておけば老後には1億円貯めることも可能です。

定年までの折り返し地点で5,000万円貯金できれば十分現実的な数字になるため、幾分か精神的にも余裕が出てきます。

 

老後に向けての運用方法

40代で5,000万円貯まったとして、そのお金を老後までいくらに増やしたいかによっても資産の運用法方は変わってきます。

また、40歳で5,000万円貯まるのと、49歳で5,000万円貯まるのでも、資産運用ができる期間も変わるためその後の運用は異なります。

5000万円あれば十分

雑誌などで、夫婦の老後には5,000万円必要という記事などを見かけるかもしれません。

しかし22歳で大卒後にすぐに社会人となり、毎月10万円というハイペースで貯金したとしても、60歳の時点で貯金額は4,500万円程度であり、5,000万円には届かないのです。

 

仮に5,000万円近く貯まったとしても、マイカーや住宅、教育資金を捻出するとなると、手元にお金はあまり残りません。

定年退職時の平均退職金の金額は大卒2,374万円、高卒2,047万円(日本経済団体連合会『2016年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果』)なので、老後の5,000万円という数値はとても大変な金額です。

 

この目安となる5,000万円という数値は、生命保険文化センターというところが発表しており、ゆとりある老後の生活には、毎月35.4万円必要というデータを元に算出しています。

しかし老後で月35.4万円は常識的に考えて贅沢であり、定年退職前の夫婦でもそれほど出費していません。

ちなみに夫婦2人だと、生活費の最低ラインは18万円ほどで、これぐらいの金額でも十分生活は可能です。

 

そうは言っても、公的年金だけでは不安な人もいると思います。

仮に60歳で退職金をもらい、それまでの貯金とあわせて2,000万円あれば、年利3%で運用したとしても年に60万円手に入ります。

3,000万円の貯金を達成すれば、年利3%で年に90万円の利益です。これに年金を合わせれば、十分に生活できる資金を確保できます。

 

老後の平均貯金額

老後の平均貯金額を60歳での貯金額とすると、平均で2,494万円です

これは独身でも夫婦世帯でもさほど変わりません。

40代で5,000万円を貯めることを目標とする人からすると、60歳時点での平均貯金額は少ないと感じる数値です。

 

ただここで重要になってくるのは、貯金だけで老後資金をまかなおうとしても、やはり無理があるということです。

定年退職するとそれ以降の収入は年金のみとなるため、年金以上のお金を生活費で毎月使うとなると、貯金を崩さないといけません。

だからこそ重要なのが、年金以外で収入を作る方法であり、その1つが投資での運用です。

投資には投資信託や株などあり、できるだけ安全に運用する方法で資金を増やしましょう。

 

仮に社会人になってからすぐに毎月お金を積み立てたとしても、定年までには思ったよりも貯金はできません。

そうなると老後に使えるお金はますます少なくなり、資金が枯渇する可能性もあります。

 

そうならないよう、投資を行ううえで重要視したいのが、毎月1%でも2%でも安定して利益を上げられる方法を身につけることです。

ハイリターンの投資方法はもちろん得られる利益も大きいですが、損失を出したときのリスクも多大で、一気に数百万円から数千万円失う可能性もあります。

また投資を行おうと考えた際、今日始めてすぐに知識やノウハウを身につけられるほど簡単ではなく、多くの方は必ず何度か失敗を経験するものです。

そのため定年退職する前に投資を始めて、失敗をカバーできる就業者の間に経験したほうが、老後のためにもなります。

 

老後のためにも退職するまでには一軒家を購入しておき、住宅ローンを使って購入したなら、完済しておくべきでしょう。

それは生活費として、リバースモゲージという方法が使える可能性があるためです。

 

  • リバースモゲージ

リバースモゲージとは、自宅を担保にお金を借りて、借り主の死後に相続人が家を売って精算する方法を言います。

お金を借りる目的としては、有料老人ホームの入居資金、家のリフォーム費用、または定期的に一定額を受け取るなどいくつかあるでしょう。

多くの銀行で提供している商品ですが、ほとんどの銀行でマンションは対象とならず、持ち家のみが対象になります。

融資は土地の評価額の50%から70%で、多くの場合は50%

たとえば毎月5万円を生活費として借りる際、10年借りるなら999万円の評価額、15年とすると評価額は1,621万円、20年なら2,346万円、25年で3,186万円となります。

この方法は、広くて都心に近い場所に土地を持っている人ほど価値の高い資産を持っていると見られるため、長い間お金を借りられると言えます。

ただ金利は3%前後と、住宅ローンに比べると高いです。

毎年担保は評価され、地価が下がり融資残高が上回ると融資は打ち切り、オーバー分は一括返済を迫られることもあるので、必ずしも安定しているとは限りません。

利用できるのは東京や大阪などの都心部のみであり、利用条件として土地評価額が一定以上でないと融資は受けられないことになっています。

利用申し込みする場合は、55歳または60歳以上でないと申し込みできないことがほとんどです。

土地評価額がおおむね1,000万円以上であれば、どの銀行でも利用できる可能性が高いです。

  • 家を売る

リバースモゲージは、どうしても借り主の死後に相続人に負担をかけて、せっかく買った土地と家を手放すことになります

もしも子供が独立しているならば、家を売り、安価な小型マンションを買ってそこに住むという方法もおすすめです。

小型マンションなら売却益のあまりぶんは生活費用に回すことができ、子供にも将来負担をかけません。

リバースモゲージのようにお金を借りる方法ではないため、借金も抱えうることなく、融資額の金利変動などを心配する必要もなくなります。

戸建てを手放せば固定資産税や修繕費などの費用を負担せずに済むので、メンテナンスが必要になった時点で、持ち家を手放すことを考えても良いかもしれません。

老後に持ち家にこだわらないのであれば、売却するという方法もあります。

このようなことから、老後までには是非とも家を購入し確保しておくべきと言えます。

老後を考えた資産運用を

40代で5,000万円の貯金を持つ方は、全体の数%と少ないことがわかりました。

これぐらいのお金があれば早期リタイアも見えてきますが、実際には40代の平均貯金額は数百万円。

将来に向けてさらに老後資金を作っていこうとするのであれば、貯金だけでは不足してしまいます。

そのため老後のことを考えるなら、投資で増やすことも考える必要があるでしょう。

数%でも安定して増やせるようにしておくことで、将来2,000万円や3,000万円の貯金と年金を合わせて十分な生活レベルを保つことも可能です。

 

また老後に持ち家を持っており生活費が苦しくなるならば、リバースモゲージを利用するという方法もあります。

リバースモゲージならば、生きている間は返済の必要がないため、借り主に負担もかかりません。

また、持ち家を売って、どこか小さなマンションを買ってそこに住む方法もあります。

あるいは不動産投資に活用しても良いでしょう。

このように、老後の持ち家は大きな資産となりえるのです。

 

まとめ
  • 5,000万円貯められる人は少ない
  • 5,000万円からどの程度資金を増やしていきたいのかで運用方法が変わる
  • 老後のために、資産として家を買っておいたほうがよい

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