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老後の平均貯蓄額は?ゆとりある老後を過ごすのに必要な資金も算出

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この記事は約 9 分で読めます。

老後の心配のひとつに生活費があります。

一昔前と比べ、核家族化が一層進み、さらに少子化も進んでいます。
年を取ったら孫たちと同居するのが一般的だったころとは少し違います。

そこで現実問題として、20代の若さで自分の老後を気に掛ける人が増えてきました。

 

老後の収入源となるはずの公的年金も、いくらもらえるのか不安な時代。

若いころから少しずつでも貯金をしておけば、その分ゆとりのある老後を過ごせますね。

また、老後に備えた個人年金保険という方法もあります。

ここでは、老後の平均貯金額、また、ゆとりある老後を過ごすのに必要な貯金額について考えます。

 

老後の収入と支出

多くの人がゆとりのない老後を過ごしています。

早くから将来の生活費を予測し、貯金をすることが大切です。

 

老後の実情は赤字?

ゆとりのある老後のために、若いうちから貯金しておくのは賢明です。

老後に必要になる生活費を予測し、目標とする貯金額を決めましょう。

ここで、平成29年2月公表の総務省による統計結果を参考にしてみたいと思います。

平均値中央値をチェックしましょう。

 

まず参考までに、仕事などで収入のある高齢者世帯から見てみましょう。

世帯主が65歳以上の世帯(世帯員が2人以上)の月々の平均消費支出額は24万9063円。

その内訳は食費約7万円、住居費約1万4000円、光熱費・水道代約2万1000円、保険・医療費1万5000円、交通・通信費約2万8000円、教養娯楽費約2万5000円など他、となっています。

仕事を持つ60歳以上の平均実収入は391,436円。

上記の平均消費支出額の統計対象とされる年齢と5歳の差はありますが、それを考慮してもかなり黒字になることが分かります。

 

一方で、高齢無職世帯(世帯員2人以上)を見てみましょう。

60歳~64歳・・・実収入171,086円。消費支出252,174円。

65歳~69歳・・・実収入213,409円。消費支出262,042円。

70歳~74歳・・・実収入212,758円。消費支出242,208円。

75歳以上・・・実収入209,774円。消費支出224,092円。

以上の統計結果に、非消費支出を加えて計算すると

60歳~64歳で111,739円の赤字。

65歳~69歳で81,439円の赤字。

70歳~74歳で60,142円の赤字。

75歳以上で40,100円の赤字となります。

 

よって、高齢無職世帯(60歳以降)の収入と出費の差を見ると、平均で60,517円の赤字となっていることが分かります。

年金だけで生活するのはかなり困難なので、やはり貯金が必要だということが分かります。

 

老後の平均貯蓄額

老後とひとくちに言っても単身と既婚者では事情が異なります。

考えられるリスクとともに必要な貯金額をお伝えします。

 

単身の場合

単身の場合、老後に必要な生活費は1ヶ月当たり15万円と言われています。

その金額から年金を引いた額が、必要な貯蓄額といえます。

現在、年金の平均支給額は11万円前後ですから、年金で足りないのは約4万円。

数十年後の年金事情はよく分かりませんが、今の状態が続くとしたら月々4万円の生活費を準備しておく必要がありそうです。

 

さて、単身、つまり独身の平均貯蓄額を調べてみましょう。

金融資産を持っている50代単身の平均貯蓄額は2,020万円です。

65歳まで仕事をし、さらに貯蓄を増やせるとすれば、老後の生活に困ることはなさそうです。

 

単身の特徴として、老後はだれも頼れる人がいないため、病気で手術や入院が必要になった時のための保険を充実させている人が多いです。

特に、50代の独身女性は老後の貯金に対する意識が高い傾向にあります。

 

老後も健康に過ごせれば何よりですが、万が一のことも考えておかなければなりません。入院費を予測して貯蓄しておくのはたいへんですから、保険に加入しておくのは賢い選択といえるでしょう。高齢になってからの保険加入は難しいことも多いので、早いうちに保険加入の計画も立てておきましょう。

 

既婚者の場合

既婚者の場合の平均貯蓄額について調べてみましょう。

厚生労働省の厚生労働白書をもとにした資料によれば、50~59歳の平均貯蓄額は1751万円、60~69歳の平均貯蓄額は2402万円、70歳以上の平均貯蓄額は2389万円です。

 

ただしこれは金融資産を持っている高齢者のみを対象とした統計です。

すべてを含めて平均値を出したらこれほど高い金額にはならないでしょう。

金融資産を持っている70歳以上の高齢者の平均貯蓄額が2389万円もあるのは驚きですね。

貯蓄額を維持している高齢者は、年金以外にも資産運用などで収入を得ているようです。

 

ゆとりある貯蓄額と資金

ゆとりという言葉は受け取る人によって異なると思います。

そこで、どのような暮らし方をするかを基準に必要な資金を計算してみましょう。

 

月に1回旅行をすると仮定した場合

老後のための貯蓄額を決めるにあたってポイントになるのは、老後にどのくらいの生活レベルを保ちたいかです。

もしも月に1回国内旅行をすると仮定すると、いったいどれくらいの貯蓄が必要なのでしょうか。

 

旅行の行き先にもよりますが、1回の旅行に平均して3万円かけると仮定します。

独り暮らしの場合、1ヶ月に必要な生活費は15万円と言われていますから、それに旅費をプラスすると、1ヶ月に必要な金額は18万円になります。

1年で216万円です。

 

このような生活を65歳から20年間続けると仮定すると、4320万円必要だということになります。

このくらいの貯金があれば、十分ゆとりのある生活が送れそうです。

 

田舎暮らしをして暮らす場合

老後に田舎の持ち家で暮らすなら、最低生活費に抑えられそうです。

老後に必要な貯蓄額は3000万円と言われていますが、その金額があれば年金なしでも暮らせそうです。

夫婦で田舎暮らしをする場合を例に挙げて、家計の内訳をしてみましょう。

 

食費・・・3万円

電気代・・・4000円

ガス代・・・3000円

水道代・・・3000円

ガソリン代・・・1万円

電話代・・・3000円

ネット代・・・7000円

交際費・・・1万円

日用雑貨(トイレ・キッチン・バス用品)・・・1万円

雑費(畑など)・・・1万円

保険・・・1万円

合計10万円

 

その他、生活費以外の年間出費(車の維持費、固定資産税など)を含め、ざっと見積もって1年間で必要な生活費は150万円。

65歳から20年間の貯蓄をするなら、合計でぴったり3000万円になります。

 

夫婦二人で、この程度の貯蓄に抑えられるというのは魅力ですね。

田舎には田舎の良さがあります。

畑で体を動かし、自然とふれあい、新鮮な野菜を食卓に並べれば、心身ともに健康的な老後を送ることができそうです。

 

老後に使える資金や貯蓄を準備するためには?

老後のお金を捻出する方法は、今の生活のまま毎月の収入から貯金するだけではありません。

投資や個人年金の活用や無駄な支出の削減についてご紹介します。

 

投資や個人年金の加入を考える

ゆとりのある老後のために、若いうちから貯蓄をしておければ何よりです。

その方法としておすすめなのは投資や個人年金の加入。

土地を持っているならアパートを建てて貸し出したり、駐車場にして収入を増やしたりするのもいいでしょう。

 

投資にはいろいろな方法がありますが、もしもリスクの高い投資をするなら、余っているお金で行いましょう。

大金を夢見て投資をし、結局一文無しになってしまっては元も子もありません。

老後の貯蓄をするためには、地道で確実な投資方法が向いています。

 

支出金額を見直して無駄な出費を省く

老後のために貯蓄をしたいなら、現在の生活レベルの見直しから始めましょう。

支出金額を見直して無駄な出費を省くことで貯蓄の増加につながります。

 

最初に見直したいのは、毎月必ず発生する固定費です。

家賃、駐車場代は毎月支払う高めの出費なので、ここを抑えられれば貯金もしやすくなるでしょう。

また、携帯電話や光熱費の契約を見直し、もっと安いプランがないかどうか、ときどきチェックするとよいでしょう。

 

さらに、外食が多いなら、自炊の習慣をつけるだけでも食費はグッと下がります。

水道の元栓を少し閉めぎみにして水道代をセーブしたり、エアコンの設定温度を外気に近く設定するなど、ちょっとした積み重ねが貯金のしやすさへとつながっていきます。

たまには自分へのご褒美も準備しつつ、楽しく貯蓄しましょう。

 

自分の老後は自分で責任を持つ時代

ひと昔前は、両親が高齢になったら長男家族が一緒に住み、身の回りの世話をするのが一般的でした。

しかし社会の風潮は変わりつつあります。平均寿命が延び、60歳、70歳でも元気に活動する高齢者が増えました。

それと同時に、高齢になっても子供家族と同居せず、独立して暮らす高齢者が多くなっています。

 

こうして核家族化がますます進み、現代、自分の老後は自分で責任を持つ、という意識が広く見られるようになりました。

元気なうちは人の世話にならず、自分のことは自分でし、ゆとりのある老後を謳歌したいですね。

そのためにも、今から貯蓄を始めましょう。

 

ゆとりある老後のために今から備えを

いかがだったでしょうか?ゆとりのある老後を過ごすのに必要な貯金額について考えてみました。

今後の物価、年金がいくらもらえるのかなどを含め、将来のことは分からないことが多いです。

しかし、生活費に困らないように今から貯蓄をしておくことは大切です。

 

投資や個人年金、節約など、何かしら手を打っておけば、老後になって「あの時ああしておいて良かった」と思えるでしょう。

自分の老後なんてまだまだ、と思っている方も、後で困らないように今から貯金を始めておきましょう。

 

まとめ
  • 高齢無職世帯の家計は平均60,517円の赤字である。
  • 単身の場合、老後に必要な生活費は月々15万円。
  • 金融資産を持っている60~69歳の平均貯蓄額は2402万円。
  • 老後、毎月旅行に行くなら4320万円以上は貯蓄したい。
  • 田舎暮らしをするなら、夫婦で3000万円あれば暮らせる。

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