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世界一給与の高い企業は?|世界水準で見る社員の平均年収ランキング

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この記事は約 9 分で読めます。

就職する会社を選ぶうえで、「年収」というのは非常に重要な指標となります。
自分の生活に関わりますし、その後の人生を大きく左右するものなので当然です。
就職活動中、もしくは就職活動を経験した方たちのほとんどが、企業の年収を気にしたことがあるでしょう。
しかし、きっと「世界の企業の平均年収」には、目を向けたことがないはずです。
世界のトップ企業で働く人たちは、どの程度の年収を稼いでいるのでしょうか。

ここでは、世界の中でもアメリカに絞り、平均年収の高い企業ランキングトップ20をご紹介します。

アメリカの有力企業20社の平均年収ランキング

2017年にアメリカの経済ニュース、Business Insiderが発表した、アメリカ企業の年収ランキングをもとに、上位20位をご紹介します。

1位 A.Tカーニー(コンサル) 1925万円
2位 ストラテジーアンド(コンサル)1892万円
3位 VMウェア(IT) 1838万円
4位 スプランク(IT) 1771万円
5位 ケイダンスデザインシステム(IT) 1724万円
6位 グーグル(IT) 1708万円
7位 フェイスブック(IT) 1705万円
8位 エヌビディア(電子機器) 1683万円
9位 マッキンゼー(コンサル) 1683万円
10位 アマゾンラボ216(IT) 1681万円
11位 ジュニパーネットワークス(通信機器) 1650万円
12位 リンクトイン(IT) 1650万円
13位 セールスフォース(IT) 1650万円
14位 ディメンションデータ(IT) 1650万円
15位 シノプシス(IT) 1628万円
16位 インフォマティカ(IT) 1621万円
17位 ボストンコンサルティンググループ(コンサル) 1617万円
18位 ブロードコム(IT) 1595万円
19位 マイクロソフト(IT) 1584万円
20位 ウォルマートイーコマース(IT) 1579万円

http://www.businessinsider.com/highest-paying-us-companies-2017-4/#25-akamai-1

日本ではメディア系大手企業・メディア関連企業が上位を占めていますが、アメリカは違います。
ご覧いただいてわかるように、米大手IT企業がランキングを占めています
1位のATカーニーは、世界40か国以上に拠点を持つ、経営コンサルティングファームです。非上場企業ですが、幅広い分野に強みを持っています。
2位のストラテジーアンドも、ATカーニー同様、世界的な経営コンサルティング会社です。
3位のVMウェアは、クラウドなどの仮想化ソフトウェアの開発を行っている企業です。Amazonなど、大手ITの会社と提携しています。
4位のスプランクは、ビックデータの分析を得意とする企業として有名です。
5位のケイダンスデザインシステムは、世界の電子設計技術の大半を供給しているほか、半導体開発用ソフトウェアにも強みがあります。
6位は、日本人にもお馴染みのグーグルです。検索エンジンの分野では、世界最大となっています。
7位も日本人に馴染み深いフェイスブックです。世界最大級のソーシャルメディアを運営しています。
8位は電子機器のエヌビディアです。GPUというコンピューターグラフィクスなどの処理を高速化する部品に強みを持っています。
9位はマッキンゼーです。こちらも世界最大級のコンサルティング会社になります。
10位のアマゾンラボ216は、kindleなどを開発する、アマゾンの研究機関です。
11位のジュニパーセットワークスは通信キャリアや企業向けルータ、そしてネットワーク管理ソフトウェアなどの開発を行っています。
12位はリンクトインですが、これはビジネスに特化した世界最大級のソーシャルメディアを行っている会社です。
13位のセールスフォースは、顧客関係管理ソリューション中心に、クラウド・コンピューティングサービスを提供しています。
14位のディメンションデータはネットワーク機器などを取り扱っており、現在はNTTデータの傘下に入っている企業です。
15位のシノプシスは電子系設計ソフトウェアの開発・販売を行っています。
16位のインフォマティカは、世界一のデータ管理ソリューションのプロバイダー企業です。
17位は、マッキンゼーと並ぶ世界最大のコンサルティング企業であるボストンコンサルティンググループ。
18位のブロードコムは、アップルや任天堂を顧客に持っている企業で、無線及びブロードバンド通信向け半導体を製造しています。
19位はお馴染みのマイクロソフト、日本人には愛着のあるWindowsを製造している企業です。
そして、20位はウォルマートイーコマースは、ウォルマートの電子商品取引開発部門になります。

このランキングをご覧いただいてわかるように、年間労働時間が同じとは限りませんが、平均年収は日本のそれよりも、比較的高いものになっています。
日本では、中小企業の場合、企業役員の年収が、1000万~2000万くらいです。
1位のATカーニーで考えれば、平均年収でそのレベルに達しています。さすが、経済大国アメリカです。他にも大手電気通信事業企業、製薬系企業、金融系企業などの企業が高収入であると考えられます。

厳選米国CEO報酬トップ3

日本企業とはケタ違いの役員報酬を獲得するCEOが多数在籍するのがアメリカです。ここでは、2017年の東洋経済オンラインの情報をもとにアメリカで報酬が多いCEOトップ3ご紹介します。

1位 サンダー・ピチャイ(グーグルCEO
報酬額:約210億円
米大手IT企業のグーグルの新CEO(最高経営責任者)を務めるインド出身のサンダー・ピチャイ氏。世界で最もCEOの給与水準が高いといわれるアメリカの中でも、2位に大差をつけた、圧倒的な金額です。

2位 デイビット・ザスラフ(ディスカバリー・コミュニケーションズCEO)
報酬額:約165億円
米メディア大手ディスカバリーチャンネルをはじめとしたケーブルテレビ向け専門チャンネルを多数運営する米メディア。その関連企業のトップが2位です。

3位 マイケル・フライ(リバティ・グローバルCEO)
報酬額:約118億1500万円
欧州でケーブルテレビ事業などを展開する国際的メディア関連企業である米リバティ・グローバル社(Liberty Global)。そのメディアCEOが、第3位になりました。

米メディア業界だと、他にも米メディア大手ケーブルテレビ(CATV)局のAMCネットワークスCEOのジョッシュ・サパン(AMCネットワークスCEO)が、報酬額:約42億7300万円で20位に入っています。

有力企業の業種に傾向はある?

アメリカの有力企業、平均年収トップ20社をご紹介しましたが、業種にある傾向がみられます。
それは、圧倒的にIT業界が多いことです。大手IT系企業が大半を占めています。
アメリカでは、製造業労働コストの低下により、過去に栄華を極めた製造業が衰退しました。製造業労働コスト上昇率は低下の一途で、2018年には中国よりも低くなるといわれています。
代わりに、IT業界の企業達が、急速に業績を伸ばしているのです。

製造業社会保障コストが低い中国。ただ近い将来、製造業社会保障コスト比率はアメリカのほうが安くなると思われます。

企業の特徴と将来性

IT業界全体の特徴として、まず「給与が高い」ということです。
製造業などと違い、高度な技術を要する機会の多いIT業界では、エンジニアの技量に見合った高い報酬を用意しています。
また、「あまり型にとらわれない社風」というのもIT業界の特徴です。
IT業界は、1990年代を境に盛んになり始めた新たな業界になります。
ですので、年功序列のように、古い考えを持った人が少ないです。
そして、業界全体としての規模は、どんどん広がり続けています。

今後の見通しは明るいといえるでしょう。昨今盛んになり始めたIoTやAIの技術も、IT業界の追い風となっています。
IoT技術とは、Internet of Thingsの略で、日常で扱うものにインターネットを接続し、自動認識や遠隔操作を可能にしようというものです。
AIはiphoneのSiriなどで知られる人工知能ですが、その市場は急速な拡大を見せています。
今後も、さらに広がることが予想されるため、IT業界の行く末は、明るいといえるでしょう。

年収の高い企業に入るために必要なこと

年収の高い企業に入ることは、そう簡単なことではありません。
もし、上記のランキングにはいるような米国の企業に就職しようと思ったら、並大抵の努力では難しいでしょう。
まず、米国企業、外資系の企業に入るために、英語のスキルは必須です。
しかも、日常会話レベルのものではなく、ビジネスレベルの英語力が求められます。
元々英語が喋れない段階からこの英語力を身に着けるには、相当な努力が必要です。

また、年収のいいIT業界に、エンジニアとして就職を考えるなら、プログラミングの習得はマストです。
プログラミング言語は世界共通なので、これを学んでおけば日本、そして世界でも働くことができます。

そして、学歴も就職には少なからず関わってきます。
米国や世界レベルで見れば、学歴はそこまで就職に重きを置いていません。
しかし、日本においては、まだまだ学歴で就活生を判断する傾向が強く残っています。大手企業では、まず学歴で就活生をフィルターにかけて、人数を絞るそうです。
日本も米国のように、学歴にこだわり過ぎない採用を企業が行ってくれればいいのですが、そうなるまでには、まだ少し時間がかかります。
つまり、日本でいい企業に就職するために、少しでも学歴を高いものにしておく必要があるのです。

由々しき事態ですが、日本では、派遣社員などの正規雇用比率がどんどん上がっています。
非正規雇用では、年金見込み額も、正社員に比べて、とても少ないです。
英語力や学歴など、なるべく自分のスキルを上げ、年収の高い企業に就職するのが得策といえます。

有力な企業へ就職するならスキルアップを

世界レベルで見た、年収の高い企業ランキングをご紹介しました。
日本とアメリカでは常勤雇用者の数も、事業の大きさも違いますが、ランキングを見ていただければわかるように、その平均年収は、日本のそれを大きく上回っています。
企業のトップ、最高経営責任者の報酬も、きっと考えられないくらい大きなものでしょう。
そのような有力な企業に就職を考えるなら、自身のスキルアップはマストです。
IT業界ならプログラミング、外資系の企業なら英語、どんどん自分の価値を上げて、年収のいい企業に就職してください。
ただ給料がいいからといって、購買力平価ベース、為替レートベース、価格基準ベースの変動で日本円と同等の価値であるとは限りません。

年金見込額が思ったよりも少ない時のため、もしもの時のため、年収のいい会社に就職して、しっかり貯金しましょう。

まとめ
  • アメリカの有力企業の平均年収ランキングトップ20を見ると、圧倒的に多いのがIT業界、次いでコンサルである。
  • IT業界の特徴としては、「給与が高い」、業界自体が新しいので「型にとらわれない社風が多い」などが挙げられる。
  • AIやIoT技術が発達していることもあり、IT業界の将来は明るい。
  • 年収のいい企業に入るためには、英語や学歴など、自身のスキルアップが必ず必要になる。

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