ウェザーニューズの評判をチェック!年収・給与制度を徹底解剖!
ウェザーニューズは、気象コンテンツ事業を営む会社です。
気象情報といえば、かつては気象庁だけが頼りでしたが、インターネットの普及により、ウェザーニューズのような民間の気象情報サイトが広く認知されるようになったのは画期的なことです。
民間の気象情報サービスのパイオニアとされるウェザーニューズは、気象庁の天気情報をしのごうかという勢いで躍進していますし、世界最大の民間気象情報会社でもあります。
ここでは、ウェザーニューズの年収や評判、給与制度などについて、くわしく紹介していきます。
「ウェザーニューズ」とはどんな会社?
気象庁は公的機関の気象情報サービスですが、ウェザーニューズは民間企業が運営する気象情報サービスです。
1986年に設立され、1993年に親会社であるアメリカの海洋気象調査会社オーシャンルーツを吸収合併したことで、世界最大の民間気象情報会社となりました。
オーシャンルーツの前身の会社も含めると非常に歴史が長く、もともとは太平洋上を航行する船に、気象航路情報を提供するサービスを行っていた会社なのです。
世界初の民間気象情報会社だった企業が、数十年の時を経て、日本で世界最大の民間気象情報会社に成長したのです。
ウェザーニューズが提供しているインターネットの気象情報サイトは、名称をウェザーニュースといいます。
「ウェザーニュース」と「ウェザーニューズ」は混同されやすいのですが、「ウェザーニューズ」は社名で、「ウェザーニュース」は同社のインターネット気象総合サイトと使いわけされています。
ウェザーニュースでは、日本初となる3時間おきの花粉予報を2008年から提供スタートさせました。
また同年には、世界初の10分単位で天気がわかる、10分天気予報の提供が開始されています。
同じく、2008年に提供が開始されたのが、いわゆるゲリラ豪雨を知らせる、ゲリラ豪雨メールの送信です。
ゲリラ豪雨を観測する、ゲリラ豪雨防衛隊員の募集もスタートしました。
これにより、年末にゲリラ豪雨が流行語大賞に選ばれた際、ウェザーニューズが受賞したという経歴も持っています。
現在では、スマートフォンのアプリとして閲覧できる気象情報でもおなじみになったウェザーニューズ。
世間をにぎわせる画期的なサービスを続々と発表する会社だけに、様々な評判も飛び交っています。
現在では、インターネットで天気情報を検索すると、気象庁より目立つ順位で検索結果が表示されるほどの人気を誇っています。
親しまれ、頼りにされている気象情報サイトとして、今後も活躍が期待できる企業です。
「ウェザーニューズ」の業務概要
ウェザーニューズの業務概要は、大きく分けて4つです。
1つは、インターネットやモバイルを媒体とした、気象情報コンテンツサービスです。
気象情報サービスにも様々な種類があり、健康気象コンテンツサービス、スポーツ気象コンテンツサービス、工場気象コンテンツサービスなど、ユニークな情報サービスも多数あります。
専門的な分野にも役立つ気象情報として、頼りにされています。
WNIフォーマットと呼ばれる天気予報データを提供するのも、ウェザーニューズの業務の1つです。
データを提供されている放送局は、テレビ・ラジオを問わず、日本全国各地に数えきれないほど存在しています。
The Last 10-Secondという緊急地震速報の配信サービスも行っています。
事業者向けに2006年11月16日から、一般向けに2007年10月15日からそれぞれサービスが開始されました。
ソラテナというサービスもあります。
これは、KDDIと提携しているサービスで、全国のau携帯電話基地局に設置された気象観測設備による情報提供業務です。
好みの場所の基地局を登録することで、雨の降り始めから気温、気圧、紫外線情報などがわかる仕組みになっています。
この他にも、ウェザーニューズでは、3つの大型プロジェクトを進行中。独自開発の小型レーダーを全国各地に配置し、局地的な雨を知らせるなど、とどまることを知らずに進化を続けているのが、ウェザーニューズの魅力です。
仕事内容
ウェザーニューズの従業員数は、2016年5月末時点で764人です。
千葉県千葉市に本拠地を置き、社員クラスの多くが幕張のグローバルセンターにて勤務しています。
ウェザーニューズには千葉県以外にも世界各地の19ヶ国31都市に拠点があり、社員クラスには海外で働くチャンスもあります。
新卒採用での仕事内容は、4つの部門に分かれています。
各市場のマーケティングと開拓、サービスメニューの企画とセールスを行うマーケティング&セールス部門。
コミュニケーションサービス、コンテンツの企画・設計・運営を行うのは、コンテンツサービス運営部門です。
グローバルインフラ開発部門では、Webエンジニアやスマートフォンエンジニア、インフラエンジニアが活躍できる他、新価値創造プロジェクトでの仕事に就くことも可能です。
やりがい計測部門では、経理や財務、人事、総務などを担当します。
ウェザーニューズでは、転職リサーチなどの転職情報サイトの他、公式サイトでも中途採用やアルバイトの募集を行っています。
中途採用では専門的な職種の募集が多く、気象予報士の募集もその一つです。
リスクコミュニケーターは聞き慣れない職種ですが、企業向け問題解決型サービスの情報作成や電話・ビデオカンファレンスでの解説業務を担当する仕事です。
気象データ解析基盤の設計開発やデータ解析を行う担当者も募集しています。
マーケティング&セールスは中途採用でも募集され、千葉県千葉市の他、仙台、名古屋、大阪、福岡で勤務するチャンスがあります。
勤務時間
ウェザーニューズの勤務時間は、担当業務によっても異なります。
基本の労働時間は、8時間です。
気象予報士などは、交代で夜勤も担当します。
週休2日制で、年次有給休暇や慶弔休暇、産前産後休暇の各種制度は整っています。
専門性の高い職種が多いウェザーニューズでは、時間外労働が問題となったこともありました。
その後、2011年には、職場環境改善のために、労働組合を設置。時間外労働問題は、だいぶ改善されています。
勤務時間と担当業務の管理やバランスは、周囲への相談も兼ねて、従業員各自が責任を持って行うことでもあります。
サービス関連職でもあるウェザーニューズでの仕事が無料奉仕とならないよう、時間内に効率よく仕事をする方法を工夫することも大切です。
年収・給与制度
ウェザーニューズの年収は、担当する職種によっても大きく異なります。
新卒採用の場合の入社時年俸を紹介すると、スタートは432万円。3ヶ月おきに相互評価が行われ、職種変更や昇降給の機会があります。
特に年俸の高いのが、中途採用のマーケティング&セールス職や気象データ解析基盤の開発部門です。
いずれも、それなりのキャリアが必要ですが、魅力的な給与制度が光っています。
社員・元社員の口コミ
ウェザーニューズの年収や仕事内容など、勤務についての口コミが、社員や元社員から寄せられています。
一部を紹介していきましょう。
・ボーナスはないが初任給や昇給は多い
外資風の給与制度で、ボーナスなどの各種手当はないものの、初任給から高いのが特徴です。
昇給のチャンスもこまめにやって来るので、頑張って成果を上げれば、それなりの見返りに期待できます。
ただし、早いうちに昇給できないと、30代になって他の企業より年収が低くなる可能性もあります。
・20代の年収が高い
ウェザーニューズの年収は、20代では高いほうだと思います。
30代からは一般的な企業と変わりないか、低くなることもあるので、20代のうちに昇給しておくのがカギです。
必要最低限の福利厚生ながら、指定の旅行会社で予約すれば、大きな割引率で旅行できるのが特典でした。
・管理職になれば昇給に期待できる
年齢を問わず、入社時の年収は大体の職種で同程度です。
若いうちの入社なら、高収入で喜べると思います。
労働時間は長めなことから、年収と見合うようにうまく仕事することが重要であり、管理職になれば、大きく昇給が望めます。
・新入社員の年収が高い
新入社員の年収がとても高いのが、ウェザーニューズの年収の特徴です。
初任給で500万円近い年収は、新卒入社で他にないのではと思えるほどです。
その後の昇給は、会社への貢献度などによって変動します。
会社の方針を理解しているかどうかも、影響してきます。
最後に・・・
ウェザーニューズの年収情報をはじめ、会社の業務内容や社員の仕事内容など、参考になりましたでしょうか。
新人、中途採用、わけ隔てなく活躍の場が与えられているのは、もともと外資系企業である証しだと考えられます。
活躍次第で定期的に昇給のチャンスがあることから、モチベーションを維持して働く社員が多数在籍している会社です。
専門性の高い業務が多いだけに、業務を達成したときのやりがいはひとしおでしょう。
仕事が面白すぎて頑張り過ぎないように、勤務時間と労働内容のバランスを考えて働くことが大切です。
新卒社員の年収が高いことで知られる、ウェザーニューズ。頑張って高収入を得たいという人に、おすすめの企業です。
・気象情報コンテンツサービスを始め、多彩な業務内容
・ゲリラ豪雨情報など、画期的なサービスで注目
・専門性の高い仕事内容が多数
・新卒入社でも高い年俸