ロッテ社員の年収は?営業・研究・総合職で給与平均を調査
日本でもおなじみの製菓会社ロッテは、東京都新宿区に本拠地を置く日本の企業です。
創業者の出身地が韓国のため、韓国での積極的な投資も目立ち、アジアをはじめ、世界各国に事業展開を行っています。
ロッテ社員の年収は、業界では高収入だとの評判です。
ここでは、ロッテ社員の年収や営業・研究・総合職での平均給与について、紹介します。
Contents
ロッテとは
製菓会社として創業したロッテは、現在はロッテホールディングスの傘下にある一企業なのです。
ロッテホールディングスは、ホテル事業やプロ野球チームなども含め、世界各国のロッテグループを傘下に置く、持株会社です。
もともと日本で有名だった製菓メーカーを次々に傘下におさめ、巨大グループとして成長を遂げているロッテは、グループ全体で10万人、協力会社まで含めれば、18万人もの従業員が働いています。
韓国第5位の財閥としても知られ、本拠地が東京にあるとは思えないほど国際的なポジションを確固としているのです。
製菓メーカーとしてのロッテは、2016年3月時点で従業員数が4,900名、2015年度の売上は、3,145億円を超しています。
投資先としても堅い企業で、他社にはない独自の人気商品も数多く発売し続けているのが魅力です。
日本では、何よりもお菓子のロッテとして知られています。
テレビCMでも常に見かける製菓メーカーで、ヒット商品も数知れず。
主にチョコレート製品のおいしさが人気ですが、アイス製品でもローカロリーでボリュームのある爽などがヒットし続けています。
チョコレートのおいしさは、メリーチョコレートを傘下に置いたことでも、一層パワーアップした感のあるロッテ。
日本人でロッテのお菓子を食べたことがない人は滅多にいないほど、人気のメーカーです。
仕事内容
ロッテでの仕事内容は、5つの分野に大きく分けられます。
学部学科を問わない仕事は、営業系・管理系。
理系では、研究系・生産系・機械電気系の仕事が用意されています。
営業系の主な配属先は、お菓子やアイスなどの国内営業を行う部署です。
スーパーやコンビニ、卸店などを顧客とし、顧客の課題を解決するソリューション営業を行います。
市場全体の活性化を狙うと共に、総合的に売れる売り場提案を行うのが仕事です。
管理系では、社内の経理や法務、情報システム、商品開発、グローバル事業などに関わります。
ロッテの経営基盤を作り、サポートする役目です。
研究系は、中央研究所に勤務し、新商品の開発や既存品の改良、新しいパッケージなどの研究を行います。
最近多くなった、機能性素材の開発や化学分析などを行うこともあります。
生産系では、生産管理と生産技術に分かれて勤務します。
複数のラインを動かしながら、販売計画を効率的に実現するための生産について検討するのが、生産管理です。
材料の調達依頼や人員配置まで行います。
生産技術では、工場製品の品質管理を徹底するために、製造工程や製造条件の設定を行うのが仕事です。
研究系や機械・電気系との協力も、多い部署です。
機械・電気系の仕事では、工場の生産ラインを作り上げます。
機械メーカーとの連携により、商品の味や品質を大工場で再現するための生産体制を構築します。
また、設備のメンテナンスも、業務の一つです。
グループ企業
ロッテグループには韓国企業も多く、売上の9割は韓国が占めています。
日本の法人では
- 光潤社(包装資材を扱う)
- ロッテアイス
- 千葉ロッテマリーンズ
- ロッテ健康産業
- ロッテリア
- バーガーキング
- クリスピー・クリーム・ドーナツ
などがあります。
また、銀座コージーコーナーも、ロッテグループの一員です。
韓国ではさらに多彩なグループ企業が展開されており、特にロッテ百貨店やロッテホテルなどは大きな位置を占めています。
他にも
- ロッテ製薬
- ロッテ商事
- ロッテワールド
- 韓国富士フィルム
- ロッテ・ジャイアンツ(プロ野球チーム)
なども、韓国ロッテグループです。
このように、あらゆるジャンルの企業があり、ロッテ財閥とも呼ばれています。
日本から韓国に旅行する人にも、ロッテグループの宿泊施設やショッピングモール、テーマパークは定番の観光地です。
お土産品の数々にもロッテ製品が多く、韓国はまさにロッテ王国と化しているといえます。
企業ランキング
転職リサーチサイトによると、人気企業ランキングの中で、ロッテは6位を誇っています。
これは、業種別に見たランキングで、食品業界の中での人気ランキングです。
大手食品メーカーが名前を連ねる中で、堂々の存在感を示しています。
当然、就職難易度も高く、就職や転職を希望する人は覚悟が必要です。
ロッテの年収
国際的な展開が目覚ましいロッテでは、年収もハイレベルといわれています。
ロッテの平均年収や年齢別の年収・ボーナス、学歴別の年収について、見ていきましょう。
平均年収
ロッテの年収は、平均で700~800万円と推定されています。
また、社員の口コミによると、毎年5,000~6,000円程度の昇給が期待できるといいます。
年齢別や職種別に年収が異なるとはいえ、全体の平均年収が700~800万円なら、高収入のクラスに入ります。
年齢別年収・ボーナス
年齢別で平均年収やボーナスの違いを見てみると、以下のようになります。
年齢 | 平均年収 | 平均月給 | ボーナス |
20~24歳 | 399万円 | 24.9万円 | 99.8万円 |
25~29歳 | 497万円 | 31.1万円 | 124.3万円 |
30~34歳 | 546万円 | 34.1万円 | 136.5万円 |
35~39歳 | 623万円 | 38.9万円 | 155.8万円 |
40~44歳 | 700万円 | 43.8万円 | 175万円 |
45~49歳 | 784万円 | 49万円 | 196万円 |
50~54歳 | 840万円 | 52.5万円 | 210万円 |
55~59歳 | 833万円 | 52.1万円 | 208万円 |
60~65歳 | 567万円 | 35.4万円 | 141.8万円 |
他企業と比べても、圧倒的に高い年収なのがわかります。
働き盛りの年代である30歳~34歳で、ロッテの社員は平均546万円が支給されている点から、非常に魅力的な給与であることに疑いはないでしょう。
高卒、短大卒、大卒の年収
ロッテの年収を学歴別に見てみると、
- 大卒で年収1050万円
- 短大卒で年収789.6万円
- 高卒で年収672万円
と推定されます。
これは、50~54歳の平均年収ですが、学歴別に年収の差があることがわかります。
職種別の年収、給与、ボーナス
ロッテは、平均賞与額が高いことでも知られています。
ボーナスの平均は、年間210万円となっています。
全国の企業と比較しても、100位以内にランクインするボーナス額です。
それでは、ロッテの年収や給与、ボーナスを職種別に見てみましょう。
一般職
ロッテの一般職には、オフィスでの事務系職種が多いです。
ロッテの一般職の年収は、平均700万円。
月額平均給与が43.8万円、平均ボーナスが175万円です。
この金額は一般的な企業を上回る高い年収です。
研究職
ロッテの研究職には、食品系専門職や技術職が含まれています。
ロッテの研究職の年収は、平均で686万円。
月額平均給与は42.9万円、平均ボーナスは171.5万円です。
研究職の場合は、残業が多くなる見込みがありますが、比較的高収入である点も含め、好きな仕事でやりがいを見出せるのが魅力です。
総合職・営業職
ロッテの総合職には、営業職なども含まれます。
ロッテの総合職の年収は、平均で980万円。
月額平均給与は61.3万円、平均ボーナスは245万円です。
ボーナス額は、ロッテ全体の平均ボーナス額を上回っていますから、ロッテの総合職の年収は、他の職種を圧倒していることがわかります。
業界トップクラスのロッテ
新卒で入社して定年退職まで勤務する、平均勤続年数も高いことで知られるロッテですが、ほかの企業にくらべ年収が高いことがわかりました。
日本国内はもよとり、韓国をはじめ、世界各国で事業展開をしている大企業であり、やはり就職先としても人気があります。
各種サービス関連事業の中でも、期待の企業として常に注目されていますし、堅実な事業展開もしています。
今後のロッテの発展にも期待が止みません。
- 韓国をはじめ、国際的に事業展開している大手グループ企業。
- 就職先として人気上位のロッテ
- ロッテの平均年収は、業界でも高め。
- 学歴別に差がある年収
- 平均ボーナスは、全国でもトップランク。