【お金を安全に増やす】初心者は必見!おすすめの資産運用方法
ある程度の資産があるなら、そのまま貯金しておくのではなく、資産運用で増やすのは賢い選択です。
しかし、大儲けを夢見て安易に投資をすると、思わぬ危険に直面することもあります。
資産運用を検討しているなら、まずは知識を身に付けることが大切です。
「必ず儲かる」といった宣伝文句は信用できないことがほとんどです。
安易に信じて投資をし、後で痛い目に遭いたくありません。
自分で冷静に判断できるようになるためにも、資産運用に関する知識を身に付けておきましょう。
Contents
資産運用の基本
資産運用を始めるに当たって知っておきたいこととして、資産運用は自己責任が基本、ということです。
証券会社にすすめられて購入した金融商品も、購入した結果はすべて自己責任となります。
投資が失敗しても、金融商品をすすめてきた証券会社や不動産、銀行のせいにすることはできません。
だからこそ、投資家自身が十分な知識を身に付けておかなければなりません。
さて、資産運用の基本についてお話していますが、以下、資産運用をする際のポイントについていくつかお話します。
まず、金融商品の種類について簡単にお話します。
世の中の金融商品には、大きく分けて貯蓄型商品と投資型商品の2種類があります。
貯蓄型商品の特徴は、儲けも少ないがリスクも少ないことです。
お金を安全に且つ確実に貯めたい方に人気です。
金利が固定されているタイプと変動するタイプ、さらに利払いタイプと満期一括受取タイプなどさまざまな分類があるので、実際に利用する際にはそれぞれの違いを理解しておくことが大切です。
投資型商品はリスクが大きいものの、成功した場合には高額の収益が期待できるという特徴があります。
そのリスクの大きさ、収益の大きさは商品によって異なりますが、比例していることがほとんどです。
つまり、大きな収益が見込める金融商品はリスクも大きいということです。
それで、ハイリスクハイリターンな金融商品を購入する場合、リスクも考慮して、余っているお金で行うのが賢明だといえます。
必要なお金を使ってしまうと、万が一失敗したときにダメージが計り知れません。
失敗したときのダメージを最小限にとどめるには、ローリスクローリターンな金融商品がおすすめです。
以下、ローリスクローリターンな資産運用について理解を深めていきましょう。
ローリスクローリターンな資産運用
投資初心者が初めて資産運用をする場合、極力リスクを取りたくないものです。
そこで、ローリスクローリターンな資産運用を見てみましょう。
定期預金
定期預金は元本保証があり、万が一預け先の金融機関が破たんしてしまったとしても1000万円を上限に預金と利息が保護されます。
定期預金はこのような預金保険制度の対象となっているため、昔から根強い人気があるローリスクローリターンな資産運用方法です。
定期預金による資産運用は、利息による利益を狙うものなので、利率の高い銀行選びがポイントになります。
日本銀行金融機構局が2017年6月に公表した資料によれば、定期預金の預け入れ期間別平均年利率は以下のとおりです。
預入金額300万円未満・・・預入期間1ヶ月~1年の平均年利率0.014%。3年~7年は0.016%、10年は0.024%。
預入金額300万円以上・・・預入期間1ヶ月~1年の平均年利率0.014%。3年~4年は0.016%、7年は0.020%、10年は0.027%。
預入金額1000万円以上・・・預入期間1ヶ月~6ヶ月の平均年利率0.014%。2年~4年は0.017%、5年は0.020%、7年は0.025%、10年は0.032%。
以上の平均年利率を参考にし、年率の高い金融機関を選んで預金するとよいでしょう。
一般に同じ金融機関でも、普通預金よりも定期預金の方が利率は高くなっています。
しかし、まれに普通預金の方が利率も高めに設定されているところもあるため、注意が必要です。
なお、定期預金の一部を活用して、確定拠出年金を運用する人もいるようです。
国債
国債とは「国庫債券」の略です。
債券とは簡単にいえば借金のことで、日本国は債権を発行し、投資家に売ることでお金を借り、経済をやりくりしています。
国債のメリットは、なんといっても元本を国が保証していることでしょう。
最近では、個人向け国債も登場しています。
半年ごとの利子の支払い、満期日の元本は日本政府が責任を持っています。
そのため、ローリスクローリターンの、安全・確実な資産運用方法として根強い人気があります。
国債は基本的に、まず銀行や証券会社が購入し、それを個人が購入します。
国債の利率加重平均は、平成28年度末の時点で1.01%となっています。
国債は3年や5年単位で購入するよりも、10年など長期で購入した方が利率が高くなります。
より効果的に資産運用したいなら、長期の国債を選ぶのがおすすめです。
以上のようなローリスクローリターンな資産運用方法は、資産運用の初心者にとくにおすすめです。
ミドルリスクミドルリターンな資産運用
資産運用に慣れてきたら大きめのリターンを狙ってみましょう。
リスクを理解したうえでローリスクな金融商品とともにポートフォリオを組み、検討することが大切です。
株式投資
ミドルリスクミドルリターンな資産運用方法に、株式投資が挙げられます。
株式投資とは、国内株式または海外株式を問わず株式会社が発行した株を購入することです。
つまり、それは株式会社に資金を投じて株主になることでもあります。
株を購入したら、その会社に対して株主権を取得することになり、株主総会に参加して発言をすることもできるようになります。
株式投資で利益を上げる方法には二通りあります。
一つ目は「キャピタルゲイン」という値上がり益を得る方法。
どういうことかというと、株を購入した後にその企業が業績を伸ばし、成長すれば株価が上がります。
上がったところで売却すれば、その差額を得ることができます。それがキャピタルゲインです。
二つ目の方法は、「インカムゲイン」といって、配当金を得る方法です。
これは、株を購入しておくと、売却をしなくても配当金を得ることができます。
ただし、配当金が出るのはその企業が業績を上げている場合のみです。
さらに、企業によっては株主優待としてサービス券や商品を提供しているところもあります。
それによっても利益が得られます。
株式投資には、以上のようなメリットがあります。
株式投資をローリスクに抑えたいなら、複数の企業の株を少しずつ購入する分散投資が基本です。
こうすれば、ひとつの企業が倒産しても、自分の資産をすべて失うことにはならないでしょう。
ただ、株には「単元株」といって、売買するときの最低単位が決められています。
単元株が100株なら、100株単位でしか購入できません。
それで、株式投資をするなら、ある程度まとまったお金が必要になります。
投資信託
投資信託は株式と違い、株を株式会社から直接購入するのではなく、ファンドという仕組みを通して間接的に購入します。
各ファンドには専門家がおり、どの会社の株を購入するか、またいつ売買するのか、そのタイミングを任せることになります。
株式の場合は最低売買単位が決められていますが、投資信託にはそれがないため、1万円や2万円といった小さな額から始められるという特徴があります。
また、毎月決まった額の投資信託をコツコツ購入する積立投資というシステムもあります。
投資信託でできるだけ高い利益を上げるには、成績の良いファンドを見つける必要があります。
しかし、成績の良いファンドを自分で見つけるのは、よっぽどの知識と経験がないと困難なため、初心者なら直接証券会社や銀行に行って紹介してもらうのがおすすめです。
不動産投資信託
不動産投資信託とは、投資対象を不動産や抵当証券に限定した金融商品のことです。
不動産投資信託は、賃金収入や売却益などを原資として配当が分配されます。
個人が投資を目的としてマンションを購入したり建てたりするには、莫大な費用が必要です。
しかし、不動産投資信託なら、マンションなどの不動産を証券化し、小口所有することができます。
また、不動産投資は一般の投資と比較して変動が穏やかです。
ただし、不動産投資も株式や投資信託と同様、元本が保証されているわけではなく、元本割れを起こす可能性を持つリスク資産です。
まずは勉強することが重要
資産運用をするためのポイントは勉強をすることです。
では、一体どのように勉強すればいいのでしょうか。
本
金融資産運用でお金を増やすためには、それなりの知識が必要です。
証券会社や銀行のスタッフに勧められたから、という理由で安易に始められるものではありません。
そこで、投資の勉強本を読むなどして知識を深めておくのはいいことです。
セミナー
投資の初心者、また投資をもっと本格的にしていきたい、という方にはセミナーがおすすめです。
投資について勉強したいが、何から始めていいかわからないという場合も、セミナーなら手取り足取り教えてもらえます。
一から経験を積んで学んでいくはずの知恵を、経験者から直接教えてもらえるのもメリットです。
資産運用をするならリターンとリスクを併せて考える
いかがだったでしょうか?
ここでは、初心者におすすめの資産運用方法について考えてみました。
最初は、ローリスクローリターンの定期預金や国債から始めるのがおすすめです。
ある程度お金に余裕があれば、ミドルリスクミドルリターンの投資信託などに手を出してみるのもいいでしょう。
投資信託は専門家が仲介してくれるので、株式投資ほどに知識がなくても始められます。
慣れてきたら、株式投資に足を踏み入れてみるのもいいですが、株式も投資信託も元本割れする可能性のあるリスク資産なので、あくまでも余っている資産で行いましょう。
- 資産運用は結果がどうであれ自己責任なので、投資家には知識が必要。
- 定期預金、国債はローリスクローリターンな資産運用方法であり、元本が保証され安全。
- ハイリスクハイリターンな資産運用は、余っているお金で行うべき。
- ミドルリスクミドルリターンな資産運用で安全を求めるなら分散投資は基本。
- 株式投資は始めるのにまとまった額が必要だが、投資信託は少額から始められる。