【株式投資の勉強法】初心者におすすめの勉強会や本はどれか
最近では、ネット証券など手を出しやすい株取引も増え、株式投資に興味を持つ人も増えているのではないでしょうか。
中には、バーチャル取引で成功したら実か際の株式投資にも手を出してみよう、という人も増えていると考えられます。
株式投資を始めるときに大切なのは、きちんとした知識を身に付けておくことです。
なにも分かないまま始めるのは、ただ資産を失うだけにもなりかねません。
ここでは、初心者が株式投資を学ぶためにおすすめの勉強会や本について紹介していきます。
Contents
最初の一冊の選び方が重要
株式投資に興味を持ち勉強をする場合、多くの人が入門書を手にすることでしょう。
ここで最初の一冊をきちんと選ぶことが重要になってきます。
きちんと知識を身につける必要がありますが、いきなり上級者向けの難しい本を手にとっても内容が頭に入らず挫折しやすくなってしまいます。
最初の一冊としては、分かりやすく株式投資の基礎を学べるものを選ぶ必要があります。
分かりやすくまとめられた本が手元にあれば、何度も繰り返し読んで基礎知識を身につけることができます。
最初の株式投資の勉強に、バーチャル取引を考える人もいるかもしれませんが、最初は入門書や、後述する勉強会で学ぶことをおすすめします。
バーチャル取引では基本は同じでも、本来の相場とは違いますし、取引相手も存在しません。
そのため、バーチャル取引で成功したからといって実際の変動する相場の中でおこなう取引でうまくいくとは限りません。
バーチャルの感覚に慣れてしまうと、実際の取引と感覚がずれてしまうこともあるので、しっかりと基礎を学ぶところから始めることが重要となります。
おすすめの入門漫画
難しい株式投資の入門書としては、漫画形式のものもおすすめです。
株式投資には普段聞きなれない専門用語が多いのですが、イラストやストーリーを使って説明している漫画形式の入門書は読み進めやすくおすすめです。
活字を読むのが苦手だという人は入門漫画から株式投資を勉強してみてはどうでしょうか。
マンガでわかる株式投資!女子高生株塾
「マンガでわかる株式投資!女子高生株塾」は2009年に発行された株式投資入門漫画です。
株などの情報を初心者にも分かりやすくまとめた雑誌「ZAi」で掲載されていた漫画を、単行本化したものです。
発売から数年経つと中古で安く出回る本も多い中、この本は一定の価格をキープしています。
そのことから、この本の人気や評価が高いことがうかがわれます。
経営不振で倒産した女子高校が舞台のストーリーです。
学校は買収され新たに生まれ変わり、授業で株式投資を教えていくという展開になっています。
SBI証券などネット証券を始め、外国資産の取り扱い方など、漫画とはいえ株式投資の基礎となる部分を幅広く抑えています。
坂本タクマの実戦株入門
「坂本タクマの実戦株入門」は著者の経験を元にして描かれた入門漫画です。
元パチスロ漫画家で現システムトレーダー漫画家という経歴の著者によると、3年間の研究成果が詰め込まれた一冊なのだとか。
システムトレードとは、決まったルールに従いトレードを行う方法です。
機械的な方法ですが、有効なトレード方法のひとつとされています。
著者がどのように信頼できるシステムを作り上げていくのか、それに従ってどうやって売買を行ってきたのかがギャグテイストで描かれています。
システムトレードがどのようなものかを知りたい初心者におすすめです。
インベスターZ
「インベスターZ」は2013年に第1巻が発売され、2017年6月には第18巻が発売される人気漫画です。
漫画形式でノウハウを教えるハウツー本ではなく、株式投資を題材に描かれたストーリー漫画です。
中高一貫校に投資部というものがあり、投資部が出した利益で学校経営が行われているという設定の中、主人公が株式投資につい学び成長していく物語です。
「インベスターZ 」は漫画とはいえ、専門用語や知識が盛り込まれていて株の知識が自然と入ってきます。
まず株式投資に興味を持つための一冊としておすすめです。
実際の取引に役立つ情報も掲載されていますが、この作品だけで株式投資を始めるのではなく興味をもったらワンランク上の本も読むことをおすすめします。
おすすめ入門書籍
株式投資の基本を学べる入門書籍は、いろいろと発売されています。
その中からおすすめのものを何冊か紹介します。
まずは図解やイラストで分かりやすく学べる入門書籍で株式投資の基礎を押さえ、そのあとにより踏み込んだ内容の本を取り入れていくと効率よく勉強することができます。
ここでは、図解やイラストを用いて初心者でも読みやすく書かれている本を取り上げていきます。
いちばんカンタン!株の超入門書
2014年に改訂版が発売された「いちばんカンタン!株の超入門書」は、初心者向けに分かりやすくオールカラーでまとめた本です。
株とは何かというところから始まり、取引はどうやって行われるのか、どうやって売買すればいいのかと基本的なところからきちんと情報が掲載されています。
難しい言葉が多く出てくる株式投資ですが、この本ではそういった部分をイラストや図解で説明しているので、初心者でもわかりやすくおすすめの入門書です。
株の学校(CD-ROM付)
本を読むだけではなかなか内容が入ってこない、という人におすすめなのが「株の学校(CD-ROM付)」です。
ポイントを解説する動画データがCD-ROMに収録されています。
CD-ROMなので、DVDプレーヤーなどで再生はできませんが、PCから動画を見て学ぶことができます。
また、スマホで動画を見られるURLも付属しているため便利です。
動画と書籍の両方から、株式投資の基礎を勉強することができます。
はじめての「投資信託」入門
自分で株式に投資するのは難しいというときには、投資信託もひとつの選択肢です。
投資のプロに株や不動産などの資産運用を任せるのが投資信託です。
「はじめての「投資信託」入門」では、投資信託について分かりやすくまとめられています。
投資信託はプロに任せるといっても、どこに任せるのかが肝心です。
きちんとした知識を身に付けて投資信託を始めたい人におすすめの入門書です。
株式投資勉強会のメリット
株式投資の勉強法として、本を読み独学するほかに、勉強会に参加するという方法があります。
勉強会のメリットは、直に専門家から話を聞いて学べることです。
分からないことを直接質問できるというメリットも大きいでしょう。
普段は本を読んで独学で株式投資を学んでいるという人も、実際の話を聞くことでそれまでとは違う知識や発想と出会うきっかけとなるのもメリットです。
大手の取引所グループでは定期的にセミナーを開催しているので、うまく活用したいところです。
基本は有料で開催されますが、なかには無料で受けられるセミナーもあります。
おすすめ勉強会
直接専門家から学べる勉強会は、株式投資をより学ぶにあたって有効な手段です。
自分ひとりでは気づけなかった知識を得られたり、他者から情報収集もできモチベーションもあがります。
では、その勉強会にはいったいどういったものがあるのでしょうか。
ここでは、形式の異なる勉強会をそれぞれ種類別にご紹介します。
取引所・証券会社主催セミナー
勉強会できちんと学びたいと考えている人には、大手証券会社や取引所が主催するセミナーがおすすめです。
やはり活用できる知識をきちんと身に付けていきたいなら、信頼できる取引所や証券会社開催のセミナーが安心です。
きちんとした勉強会を選ばないと、料金のわりに中身のない話しか聞けないということもあります。
時間、お金の無駄にならないようにきちんとした取引所・証券会社が関わるセミナーを選ぶようにしましょう。
無料体験セミナー
セミナーの中には無料で体験できるものもあります。
有料の勉強会にいきなり参加をするのは気が引けるという人は、無料のものを試してみるのをおすすめします。
また、カブドットコム証券やSBI証券では、投資の基礎知識などを学べるコンテンツや動画があるので、それもうまく活用したいところです。
日本取引所グループのオンラインセミナー
安心して学べるセミナーとして、日本取引所グループのセミナーがあります。
初心者向けのセミナーから、経験者向けのセミナーまでいろいろと開催されています。
しかし、これらのセミナーは日本取引グループの東京証券取引所や大阪取引所がある、東京や大阪で行われることが多いです。
近くに住んでいないから参加できないという人には、オンラインセミナーが便利です。
オンラインセミナーはインターネット上の動画を視聴する形なので、時間や場所を選ばないのがメリットです。
また、オンラインセミナーは無料配信されているものも多くあるのも魅力です。
本からだけでは学べない知識や情報を取り入れるのに活用すると良いでしょう。
株式投資をはじめるにあたって
株式投資で失敗しないためには、やみくもに始めるのではなく、やはり株の知識を得るための勉強が一番大切です。
しかし、株式投資には複雑な専門用語などが多く、すぐに全てを理解するのは非常に難しいです。
まずは、初心者向けの自分にあった入門書や勉強会を見つけることが必要になってきます。
何事も最初が肝心とはいいますが、株式投資をはじめるにあたっても最初のスタートが肝心となります。
- 株式投資を始めるには知識が大切だが、いきなり上級者向けの本を読もうとすると挫折する
- 株式投資初心者は、わかりやすい初心者向けの本や勉強会で学ぶのがおすすめ
- 無料の勉強会や動画配信もたくさんあり、そこから始めてみるのもよい