【婚活女性の理想】結婚で男性に求める年収・貯金額とは
結婚すると、基本的に女性と男性は家計を共にすることになります。
共働きが多い時代になりましたが、専業主婦になりたいという女性も少なくありません。
婚活をしている女性とって、男性の年収は結婚を決める大きな要素といえ、結婚相手となる男性の貯金額も気になるところです。
結婚適齢期の女性にとって、男性の理想年収とはいくらくらいなのでしょうか。
ここでは、男性に対する婚活女性の理想の年収、貯金についてご紹介します。
理想を追うのと同時に、現実にも目を向けて、婚活を成功させましょう。
婚活女性が男性に求める理想とは
「結婚したい」と希望して、女性は婚活をはじめます。
結婚して生活を共にするだけに、お金を最重要ポイントとして掲げている女性も多いのが現実です。
女性と男性では、お金に関する価値観が大きく異なるようです。
2017年に独身男女338名を対象に行われた、お金実態調査のアンケートではこんな結果が出ています。
男性の半数以上が、結婚相手に求める年収に「こだわりがない」と答えたのに対して、女性の70%以上は男性の年収にシビアな関心を持っていることがわかりました。
結婚相手の年収の理想として、女性が求めている金額は、一位は同率で500万円以上が35%、600万円が35%になりました。なんと7割以上の女性が、相手の年収を気にしています。
一方で男性は、50%以上が『こだわらない』と答えています。
結婚を考えている女性が多数だからこそ、安定した高収入の男性を希望しているという結果が出たと考えられます。
ルックス
かつて、「3高」と呼ばれる結婚相手の条件がありました。高収入・高学歴・高身長です。
しかし最近では、これが変わりつつあるようです。
あるアンケート調査結果では、20~30代の女性が求める結婚相手へのゆずれない条件として、1位愛情の深さ、2位金銭感覚の一致、3位職業をあげています。
身長などのルックスに関しては5位以下です。
このことからも、お金の問題を気にしている女性は多いことがわかります。
3位職業についても、安定した公務員や正規労働者として定職に就いている人を希望している点は、現代の女性らしいシビアな考えだといえるでしょう。
対照的なのが、男性が結婚相手に求める条件です。
1位と2位は女性と変わりありませんが、3位に「顔」が入っています。5位に「スタイル」が入っていますから、男性は結婚相手にルックスを求める傾向にあるようです。
このことからも、女性は、ルックス以上に誠実さや金銭面でのメリットを求めていることがわかります。
年収
結婚相手に求める理想どおりの年収の高さであっても、それだけでいいというわけでありません。
いくら年収が高くても、結婚相手が浪費家であれば、家計が破たんする可能性があります。
女性が結婚相手に求める大きな条件に「金銭感覚の一致」をあげているところを見ても、結婚生活の安定という部分に通じているのだと考えられます。
国税庁による2016年の民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は420万円です。
男性では521万円、女性では276万円と発表されています。
平均年齢は45歳ほどであるため、結婚適齢期とされる20~30代の男性は、もっと低い年収の可能性があります。
また、正規雇用者の方が、非正規雇用者の倍以上に年収が高いという点も重要でしょう。
あくまでも平均値ですから、年収がもっと高い人もいれば、低い人もいます。
いずれにしても、年収の低さは結婚生活の難しさにつながると、女性は予測しているいえます。
貯金額
女性にとって、婚活中の理想はお相手の年収だけにとどまりません。
年収にも理想がありながら、貯金にも関心があるのが女性の本音です。
いくら貯金があっても、今の年収が低かったら先々の生活が苦しくなるのではないか、という意見もあります。
年収の理想と共に、貯金額の理想を高く掲げる女性が多くなったのは、年収より貯金が多ければ浪費癖がないと判断できるからだと考えられます。
貯金額が多い男性の金銭感覚は、信用できるというわけです。
逆に、年収が高くても貯金がなければ、お金遣いが荒いのではないかと心配してしまう女性が多数いるといえます。
家計は自分が管理したいと思う女性が多いだけに、結婚前から将来を見据えた意見です。
具体的には、どのくらいの貯金額が理想なのか、ある婚活サイトの調査結果を参考にしてみましょう。
結婚するなら男性の年収の理想はどのくらいがいいのかという質問に、女性が回答した1位は、年収500万円が半数以上です。
年収に対する貯金額の希望も、500万円とされています。
2位にあがったのが、年収700万円で貯金額300万円という意見で、30%以上の女性が、高収入に加えて貯金もあることを望んでいます。
3位につけたのは7%ながら、年収300万円で貯金700万円です。
年収300万円の男性は珍しくなくなってきていますが、こうなってくると、相当の倹約家だと判断できます。
現実的にレアな男性ということもありながら、結婚してからの経済観念がシビア過ぎるのではないかと心配する女性も多いと考えられます。
アンケートの回答者の中で3%という少なさで4位につけたのは、年収1,000万円と貯金0円です。
年収1,000万円は確かに理想ですが、貯金額が0円だと、将来の生活に不安を覚える方が多いと考えられます。
婚活女性の声
実際に婚活している女性の声に耳を傾けてみると、結婚相手のお金の管理については、しっかり意見のある人がほとんどです。
ある婚活サイトのアンケート結果を再び参考にすると、1位が64%で、お金の管理がゆるくできる男性がいいと回答されています。
2位は35%で、きっちりお金の管理ができる男性です。
3位のお金の管理があまりできていない男性は、0%の不人気です。
金銭感覚が適度に備わっていることが、女性が結婚相手に求めていることなのです。
同じアンケート結果にて、結婚後に家計を担当するのは誰がいいかという問題を紐解いてみましょう。
1位は妻が家計を管理し、夫はおこづかい制という意見が67%と大きな割合を占めていて、他の希望を圧倒しています。
2位は1位から大きく差をつけて、家計は夫婦別々での管理が13%です。
共働きで妻のほうが夫の収入をしのいでいる女性が出てくるようになった時代ですら、家計はすべて管理したいという女性が多いのです。
3位は、夫が家計を管理して妻はおこづかい制という意見で、10%です。
日常のお買い物一つするにしても厳しくなりそうなルールでありながら、10%の女性が希望しているのには注目です。
同じくらいの割合で、結婚後の家計のことはわからないとしている人が4位です。結婚後の経済について、まったく思い浮かびもしないのは、いざというときに困る可能性があります。
女性は、男性に期待するだけでなく、しっかり自分もも準備しておきたいところです。
理想と現実は違う
婚活中の女性にとって、結婚相手の年収の理想額は、なかなか妥協できない重要ポイントです。
ただし、結婚相談所のアドバイスによれば、年収に理想ばかりを追い求めている人は、なかなか結婚に辿り着けません。
現実の男性の年収に目を向けられず、プロフィールの年収欄をチェックしただけで結婚相手から除外してしまう女性は、チャンスを逃しやすいといえます。
ある婚活サイトで、婚活をしている男女の平均年収を調査しました。
この結果こそ、結婚相手の年収として、現実的に参考になる金額です。
20代では、男性の平均年収が368万円、女性の平均年収が324万円と、男女の年収差にそれほど差がないのが特徴的です。
しかし30代になると、男女の年収差に大きく開きが出て、男性の平均年収は488万円、女性は384万円です。
40代ともなると、その差はさらに広がり、男性の平均年収が616万円、女性が433万円と、女性の年収も高いといえる範囲になってきます。婚活を積極的にしている男女の割合は、20~30代が中心。
女性が希望している結婚相手の年収の理想には、平均的には追いついていないのが現状です。
夫婦で力を合わそう!
結婚相手の年収の理想は、女性のほうが高い意識を持っていることがわかりました。
その意識を現実に結び付けて、婚活を成功させることが大切です。
そのためには、未来の結婚相手となり得る異性の平均年収を知っておくことも重要です。
ただ相手に理想を押し付けるのは、よくありません。
現実を見据えたうえで豊かな家計にしていくことは、夫婦で力を合わせればなし得ます。
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