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ふやすためる投資信託!失敗しない投資信託の種類や選び方とは

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この記事は約 8 分で読めます。

初心者でも手軽に分散投資しやすい金融商品の1つが投資信託です。
少額からでも投資ができる点が魅力です。
とはいえ、投資信託は日本国内のものだけでも数多く存在します。
そのため、銘柄選びを間違えると大損しかねません。

そこで、投資信託を活用して着実に資産をふやすために、失敗しない投資信託の種類や選び方をマスターしておきましょう。

投資信託の主な3タイプ

投資信託は大きく分けると3タイプに分類できます。
では、3タイプの特徴をチェックしていきます。

①アクティブタイプ

まず、値上がり益を積極的に狙うアクティブタイプがあります。
アクティブタイプは、日経平均株価などの指数よりも高い利回りを目指して運用されます。高いリターンが得られる可能性がある反面、損失が出るリスクも高いと言えます。

アクティブタイプは高利回りを目指すために、新興国の資産に投資しているケースが多いです。
新興国経済についてあまり知識がないという人や、高いリスクを取りたくないという人は、アクティブタイプへの投資は控えましょう。
新興国経済について知識があっても、銀行などの機関投資家と比べて個人が得られる情報は限定的です。海外投資は為替ヘッジをしていない投信だと為替変動で損失が出ることも考えられます。

また、アクティブタイプは運用コストも高くなりがちです。投資対象の資産が値上がりしても、運用コストが高ければ投資家の利益が減ってしまう点にも注意してください。

②毎月分配タイプ

安定した収入につなげたいなら、毎月分配タイプがオススメです。
毎月分配タイプでは分配金が毎月支払われます。
分配金の額は変動する可能性がありますが、無配(分配金ゼロ)にならない限りは毎月何らかの分配金が支払われる点がメリットです。

高齢者を中心に、年金を補填する役割で購入する人が多いです。
ただ、毎月分配型の投信には注意も必要です。
一部の毎月分配型投信では、投資対象から得られた利益よりも多くの分配金を支払っています。
分配金がたくさんもらえることは嬉しいですが、最初に投資したお金の一部が払い戻されていることになります。
中長期的には投資額が減っていくことになります。
分配金は多くもらえていても投資した資産額が減ってしまうことがあるのです。

③インデックスタイプ

最も低リスクで運用できるのがインデックスタイプです。
インデックスタイプの投資信託は、日経平均株価やTOPIXといった指標に連動した運用成績を目指します。
基準価額(投資信託の資産価値)の大幅な値上がりは期待しづらいですが、安定した価格変動になります。

ローリスクで投資をしたいと考えているなら、インデックス型投信に魅力があると言えます。
また、インデックス型投信は運用コストが安いメリットもあります。
運用コストをできるだけかけずに効率よく資産運用を進めたい人にも、インデックス型投信をオススメできます。

投資信託で選んではいけない注意点

投資信託の銘柄選びをする際には、選んでは「いけない」ポイントがあります。
投資信託選びにおける注意点を把握しておきましょう。

■人気ランキング上位の銘柄を機械的に選んではいけない

人気ランキング上位の銘柄は、証券会社が多くの手数料を徴収するために積極的な広告・宣伝をしている投信かもしれません。人気だからと言って値上がりが見込めるとは限りません。

■過去の運用成績だけで投信選びも危険

投信は、中長期的に資産を増やすために、購入するのが一般的
過去の運用成績は銘柄選びの参考にはなります。

しかし、過去に値上がりした銘柄が今後も値上がりするとは限りません。
バブル崩壊やリーマン・ショックを思い出してみましょう。
値上がりを続けてきた資産が一気に値下がりしたはずです。

特にインデックス型投信は運用成績が指数に連動するため、ファンドマネージャーの腕の良しあしと運用成績の関係性は薄いです。
インデックス型投信を選ぶ際は過去の運用成績は無視してもよいでしょう。

■分配金利回りだけを考えるのも得策ではない

というのも、毎月分配型投信を中心に、分配金利回りを高めるために投資元本を取り崩しているケースがあるからです。
見かけの利回りこそ高くても自分が投資した資金が返却されているだけであれば、見かけほどは、利益を得られていないことになります。
分配金水準を投信選びの基準に設定することは避けましょう。

投資信託のチェックすべきポイント

投信選びにおいて注意すべきポイントがわかりました。次に、どのようなポイントをチェックすれば資産をふやせる投信を選べるのかを整理します。

・投資対象となる資産をチェック
・運用方針を確認
・販売手数料などのコストを知る
・最低購入単位が低いかどうか確認

リスクを抑えたいなら、債券を投資対象とする投信やインデックスファンドを選びましょう。株式投信はリスクが高めなので要注意です。

販売手数料や信託報酬といったコストは運用会社によって異なります。ノーロード投信という販売手数料が無料のものもあるので各投信を比較してみましょう。

最低購入単位も要チェックです。少額で効率よく分散投資するためにも、基準価格が高すぎる投信は避けましょう

失敗しない投資信託選びのポイント

投資信託選びでは大きな失敗をしないことが大切です。
多少の失敗であれば中長期投資をして分配金を得続けることで回収できるからです。

では、失敗しない投資信託選びのポイントをまとめておきましょう。

・大損しない
・手数料に要注意
・資産規模が小さい投信はダメ

投信では分配金を得ることで中長期的に安定した利回りを確保しやすいメリットがあります。分散投資でリスクも低減できます。とはいえ、新興国を含めたグローバル市場を投資対象にする銘柄などハイリスクなものもあります。大損につながりかねないハイリスクな投資対象には気を付けましょう。

また、手数料も確認してください。投資対象が大幅値上がりしても信託報酬などの運用コストが高ければ利益が損なわれてしまいます

資産規模も確保されていることが大切です。
資産規模が小さい投信は中途解約になる可能性があります。
現金が投資家に払い戻されれば、新たな再投資先を探す必要が出てしまいます。

また、価格変動が激しくなり取引しづらいケースもあり得ます。
オープン型の投信で追加設定に期待できることもチェックポイントの1つです。

失敗しない選び方を踏まえて、効率よく投信で分散投資を進めてください。

初心者にオススメ!投資信託「積立」について

投資信託は少額から分散投資できる点にメリットがあります。
しかし、投信を一気に買ってしまうと資産の分散はできても時間の分散ができません。

いくら分散投資ができるといっても、あらゆるリスク資産が割高なタイミングで投信を買えば、損失が出るリスクが高いです。
とはいえ、割高・割安なタイミングが正確に分かれば投資家は苦労しません。

そこで、積立投資をすることで時間分散を図りましょう。
積立投資は、毎月給料から天引きして貯金する場合と同様に、安定して資産をふやすことにつながります。

また、投資額を毎月一定にすることで、価格が安い時に多く買い、高い時には購入量を減らすことができるのです。自ら意識しなくても自動的に割安なタイミングで多く購入できることから、投信の積立は初心者にもオススメです。

投信積立は、最低500円など少額からスタートできる点にも魅力があります。
投信はリスク分散ができると言っても、初心者のうちはなかなか購入に踏み切れない人もいるでしょう。
月々500円からであれば、500円玉貯金のような感覚で気軽に始めることができます。積立額は投資に慣れてきた段階で増やしてもよいでしょう。

投信で資産をふやすには銘柄選びが大切

投信はほかの資産と比べてリスク分散しやすいです。
ところが、投信なら何でもリスクが低いとも限りません。運用コストが高ければ資産が目減りすることも考えられます。

投信で資産をふやすためには銘柄選びが大切です。
基本的な銘柄選びの基準をマスターし、中長期的な積立投資で着実に資産を増やしましょう。

なかなか希望条件に合った投信がない、という人も、新たに取り扱い開始される投信が出てくるかもしれません。
あらかじめ口座に入金して準備しておきましょう。

定期預金だけでは得られる利回りは限られています。
リスク資産を購入してお金をふやしたいなら、賢く銘柄選択しながら投信でためてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

投信にはアクティブ型、毎月分配型、インデックス型がある
人気や過去実績だけでの投信選びは禁物
投資対象となる資産や手数料のチェックが大切
無理な分配がなされているケースに要注意
積立投資なら時間分散で着実に資産をふやせる

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