30歳で世帯年収1500万|貯金と資産運用のどちらが得か?

一般的に30歳という年齢は、仕事における経験をある程度積み、さらにキャリアアップを目指すくらいの年齢でもあります。
この年齢で年収1500万円を実現している人はかなりの少数といえるでしょう。
しかし、仕事における年収以外にも収入を増やす方法があります。
それは、投資などの方法で資金運用を行い、利益を得ることです。
運用がうまくいけば、世帯年収1500万も夢ではないかもしれません。
そこで今回は、30歳でより多くの資産を残すための方法を考えていきます。
貯金をする人と資金運用をする人では、資産形成にどれだけの違いがあるのかも含めて見ていきましょう。
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30歳の平均年収は?
では最初に、30歳における平均年収がどれくらいかをあげていきます。
2016年のデータでは、男女合わせた年収の平均は、30歳でおよそ430万円となっており、男性ではおよそ450万円、女性ではおよそ380万円です。
一方、企業別に見た2016年の30歳の年収を見ると、1500万円を超えている会社は、日本全国を見ても上位わずか3社のみ。
年収1500万円を稼ぎ出すのがどれだけ大変なことかというのが見て取れるデータです。
また、ただでさえ30歳の年収はあまり高くないにもかかわらず、ここからさらに所得税や社会保険料が差し引かれます。
そのため、手取り額はさらに少なくなるわけです。
また30代は結婚して子供ができ、家族が増えるといったライフイベントも多くなる年代ですから、その分支出は何かと多くなるはずです。
そして、一般的に男性の年収が500万円で妻と子供がいた場合、生活をするには、何とかやっていけるレベルともいわれます。
30歳の平均年収430万円は、独身なら若干余裕があるものの、家庭を持つとある程度のやりくりが必要と予想されます。
このような状況で、今ある貯金から資金運用に資金を回すのは苦しいかもしれません。
しかし実際は、30~40代で資金運用をはじめている人は6割に上るというデータもあります。
今まとまったお金がなくても、毎月少額でコツコツ始められる積立投資などの方法をとれば、資金運用をはじめるのも無理なことではないでしょう。
資金運用せず貯金する人の特徴
30~40代で資金運用をしている人が6割となると、逆に資金運用を行っていない人は、全体の3割強程度いるということです。
では、資金運用をしない人たち、言い換えれば資産はすべて貯金に回している人たちは、どのような理由で資金運用をしないのでしょうか。
リスクに対する恐怖
資金運用に対して多くの人が持っているイメージかもしれません。
投資をはじめとした資金運用は、成功すればリターンが見込めて資産を増やすことができます。
しかし、元本割れなどのリスクは背中合わせに存在していることは確かです。
そのため、やり方を間違えるとこれまでコツコツと貯金してきた資産を失う可能性もあります。
こうした資金運用に対するリスクを負いたくないという恐怖心が、資金運用から遠ざかっている理由の大きなものでしょう。
資金運用は難しそう
投資などには、市場動向に対する理解や細かなルール、コツなどが存在し、それをすべて理解するのが難しいという声もあります。
投資商品の種類にもよりますが、確かに市場の動きを読むのはプロでも難しいことです。
そのため、初心者が読みを誤って運用に失敗してしまう例もないわけではありません。
できるだけ失敗をしないように、投資を始める時は、ある程度の知識を身につけておいた方が良いともいわれます。
その知識を習得するのが難しく、なかなか手を付ける気にならないということでしょう。
無関係だと思う
資金運用が自分には関係ない、もしくは必要ないと思っているものです。
特に堅実に貯金をしている人からすれば、このまま貯金で資産を貯めていく計画がある程度できているものでしょう。
そのため、無理をして資産を増やそうという考えが起きないものと思われます。
そのほか、前述したようにリスクを負いたくない、難しそうという心理が、知らず知らずのうちに資金運用から自分を遠ざけているのかもしれません。
このように資金運用しない人の理由は、そのリスクやシステムの難解さ、また、そこからくる無関心によるものとわかります。
30歳の平均貯蓄額は、およそ340万円程度といわれています。
ただし、これはあくまで平均であり、実際には貯金が50万円に満たない人から、1000万円以上貯金している人までその幅は広いのです。
貯蓄額のデータを見てみると、50万円未満と100~200万円未満の割合が一番多くなっています。
つまり、多くの30歳は、うまく貯金ができていないという現状もあります。
もちろん、個々の経済状況や年収、生活水準などによって状況は違ってきます。
しかし、今貯金が少ない人が、このまま老後を迎えると、生活していけるだけの十分な資金を作ることができない可能性もあるでしょう。
だからこそ、コツコツと貯金をする以外に、資金運用をすることが注目されているのです。
実際に資金運用を行っている30~40代が資金運用を行った結果の平均を見ると、利益を出している割合が半数以上に上っています。
上手に資金運用をしていけば、思った以上の利益を得られる可能性もあるのです。
資金運用はやったほうがいい?!
資金運用は本当に実践するメリットがあるのでしょうか。
具体的なデータや、実際に資金運用を行っている人の声などから詳しく見ていきましょう。
資金運用をやっている人の割合
2016年のあるデータでは、会社員として働いている人の中で、資金運用を行っている人の割合は、およそ30%という結果が出ています。
この30%のうち、年代別の内訳を見ると、60代以上が実に4割強となっており、30代ではわずかに1割強にとどまっています。
これは、前述したように資金運用に対する抵抗感やなじみの薄さが影響しているものでしょう。
日本では、資金運用によって資産形成をしている人は、あまり多くないという現状があります。
日本の家計における金融資産の割合を見ても、株式や投資信託などの投資商品は、およそ15%にとどまっています。
一方アメリカでは、資産運用の動きが活発であり、家計における金融資産の中で、投資商品はおよそ52%と半分以上を占めているのです。
長期的に見るとかなりの差
次に、資金運用をしている人としていない人では、貯蓄や資産額に違いがあるかどうかを見ていきます。
・1年の貯蓄額
資金運用を行っている人が、1年で貯蓄できた額の平均はおよそ60万円です。
一方、貯金のみの人では、およそ43万円にとどまっています。
その差は、およそ17万円であり、これを長期的に見ると、かなりの差が開いてくることがわかります。
・資産額
現在、所有している資産額を見ると、資金運用をしている人の平均はおよそ1260万円と、1500万円にも届きそうな数値を出しています。
一方で、貯金のみの人の資産額平均はおよそ430万円。
その差は実におよそ830万円と、大きな差が出ていることがわかります。
やはり、長期的な資産形成を見ると、資金運用をしているかいないかの差が歴然と出ているようです。
前述のデータでも、資金運用をしている人の多くは利益を出しているという結果が出ています。
資金運用は、やった方がより多くの資産を残せるため有効だといえるでしょう。
もしこれを読んで、資金運用について気になるという人がいたら、ぜひ始めてみることをおすすめします。
しかし、わからないことが多くて不安だという時は、生活情報サイト・All About内の「マネープランクリニック」で相談してみてはいかがでしょうか。
資金運用体験者の声
ここからは、資金運用を体験した人たちの声をピックアップします。
どの人の場合も、うまく運用して成功を収めているパターンです。
・30歳に向けて少額ではじめた投資
私は30歳までに年収1500万円を目標にし、20代前半から投資信託を始めました。
当初の貯金額は200万円くらいでしたが、そのうちの一部の資金を使って、少額でも始められるFXを始めたものの、最初はあえなく失敗。
しかし、そこから立て直し、現在は積立投資を中心にいくつか投資商品を運用しています。
そして30歳になり、見事年収1500万円の目標を達成しました。
・20代後半で積立投資を開始
20代後半の頃、祖父が所有していた資産の一部を贈与されたものの、使い道がなく困っていました。
そこで投資という方法に興味を持ち、とりあえずはじめてみようと何となく株式投資を行うことに。
そこから順調に資産が増えたため、思い切って積立額を増やし、譲り受けた資産の残りも投資信託の購入にあてました。
それが功を奏し、現在では、31歳で投資だけの収入で年収1500万円以上となっています。
今では、投資信託と株式でだいたい40%くらいの資産を投資にあてて、コツコツと運用を続けています。
最後に
不況といわれて久しい日本経済において、安心や安全という言葉は受動的なものではなくなってきています。
一つの企業に退職まで働いて安泰という考え方はなくなりつつありますし、何かトラブルが起きた時に自分を支えてくれる手立ても、簡単には手に入りずらくなっているのです。
自分のために、家族のために資産形成をするのは、今からでも遅くはありません。
長期的な貯蓄を見据えて、自分なりのペースで資産運用を実践してみてはいかがでしょうか。
- 貯金だけではなかなか資産を増やすことは難しい
- 資金運用にはリスクが伴うが、長期的に見ると資金運用を行っている人の方が資産 を増やしている
- 資金運用のリスクや難しさが心配なら、初心者でもリスクの少ない積立投資などか らはじめるのがおすすめ