投資初心者はセミナーから学べ!セミナーの種類とその全貌を徹底紹介
近年、投資に関心を持つ人が増えていますが、その背景には低金利時代や年金問題、高齢化社会の進展と少子化問題など、様々な要因から投資への視線が熱くなっているようです。
しかし、投資初心者がいきなり投資をするわけにはいきません。
そこで、投資予備軍の人たちが投資に関する情報収集をする場合、どのようにすればいいのでしょうか。
専門書を読んだりインターネットにアクセスしたり、いろいろ方法はありますが、やはり、経験者の生の声を直接聞くことによって、臨場感あふれる投資環境を知ることで、実際のリアルワールドが実感できることになります。
それが、セミナーです。
このセミナーの種類は2つ。
一つはセミナーに参加することで、投資の何たるかを知ることと、リスクについて学べることが挙げられます。
もう一方のセミナーの主催者は、セミナーの開催を機に、投資予備軍の顧客化を推し進め、囲い込みが図れるチャンスにすることが出来ます。
では、セミナーのメリットとデメリットをはじめ、どのようなスタンスで臨めばいいのか、セミナーの種類と背景を紹介します。
Contents
投資の種類を分かりやすく説明!
では、資産形成を目指す投資商品にはどのようなものがあるのでしょうか。
一緒にみていきましょう。
- 預金
多くの金融機関の金利は、日銀のゼロ金利政策の影響下で、普通預金の場合では0.001%~0.012%と差がありますが、定期預金にしても、1年モノと3年モノ、5年モノとの金利差はほとんどなく、最高で0.35%となっています。
基本的に、市中銀行の金利は低く、インターネット銀行の金利は高いのが普通です。
- 外貨預金
外貨通貨建てで預金することを外貨預金と呼んでいます。
当然のことですが、通貨によって金利は違います。
日本国内の金利状況が悪いことから、通貨にもよりますが円で預金するより金利が高い外貨預金が注目されています。
それだけでなく、為替相場の動向次第で、為替差益が発生することもあります。
ですが逆に為替変動のリスクもあるので、為替差損が生じることがあります。
また、円を外貨に、外貨を円にする場合には為替手数料が発生しますので、注意が必要です。
- 債券投資
債券投資というと、国債、社債が挙げられます。
債権の期限は決められており、貸している期間の利子を受け取ることが出来ます。
債権はお金の貸し借りをした時の借用書のようなものと考えましょう。
債権を購入するとお金を貸したということで、債権が発行されます。
債権は期限途中でも売ることはできますが、債券価格は常に変動していることから、必ずしも当初の金額で戻ってくるとは限りません。
- 外貨MMF
外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)は、高い格付けが設定されている外貨建て(アメリカドル、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド、トルコリラ)などの短期証券への投資信託です。
円での購入や積み立て方式もあるので、少額での対応が可能になります。
- 投資信託
投資信託(ファンド)は、投資家が投資した資金を取りまとめ、数多くの株式投資や債券投資行う金融商品で、そこから上がってくる投資利益を、それぞれの投資額の割合で投資家に戻すシステムになっています。
投資信託は1万円から購入できるので少額投資が可能になり、投資を知るためには積み立て方式での買い方もできることから、初心者に向いている商品と言えるかも知れません。
- 上場投資信託
上場投資信託(EFT)は、ファンドマネージャーに資産を預け運用を任せる金融商品で、投資信託に似ていますが、価格の決め方や注文の仕方は全く別のものとなっています。
というのも、EFTの場合は証券取引所に上場され、取引されている金融商品なので、そのようになっています。
また、上場株式と同様に、市場がオープンしている間は、価格は変動していますので、売買はいつでも可能です。
指値や成り行き注文ができる点は、株式に似ています。
EFTは日経株価平均、東証株価指数(TOPIX)と連動するインデックス型の投資信託で、株の初心者であっても、日経株価平均、東証株価指数の動きに合わせた運用が安定してできます。
- 株式投資
投資家が証券会社を通して企業の株を購入、企業の業績によって配当金を受け取ることが出来ます。
手軽に出来るということで、女性の株主が増えているそうですが、株は投資商品としてそれだけ魅力的なるが故に、初心者に向いていると言えそうです。
だからと言って、いきなり大きな利益を目指すのではなく、企業ごとに情報収集、分析をした上でリスクヘッジを考え、投資先を複数に分散することで、利益が得られる可能性が出てきます。
- J-REIT
投資家が投資する資金を株式や債券に投資するのを投資信託と言いますが、その資金を不動産投資の専門家がマンションやオフィスのような不動産を購入し、運用利益を確保します。
マンションやオフィスを賃貸することで、賃料収入をえたり、場合によっては売却したりして得た利益から経費を差し引きます。残った金額が収益ということで、投資家の出資比率に応じてそれを分配します。
- 不動産投資
不動産投資は、マンションや戸建てなどの不動産を購入し、それを高値で売却したり、他人に賃貸したりすることで収益をめざすことで、ここ最近はサラリーマンが不労所得目当てで参入しているようです。
インカムゲインといって、マンションなどの物件を購入し、それを賃貸することで収益を上げる不動産投資が流行しています。立地条件や物件の設備や内装がよければ、入居者の確保に困ることがないことから、確実に収益が得られる一方で、空き室がでたり、家賃を下げたりした場合には、収益が期待できないこともあります。
- 外国為替取引
外国為替取引(FX)は、為替レートの変動を利用することで利益を得る取引で、例えば、円とドル、円とユーロとの通貨交換が挙げられます。
FXは、1万円程度から始められことから、少額投資でチャレンジできます。
常日頃から経済関係のニュースに接していれば、相場の動きを見定められるので、投資初心者には、うってつけの投資と言えるかも知れません。
- 先物取引
普通の商売では、現場で代金を支払うことで商品を受け取りますが、先物取引は、前もって決められた日に、そして決められた価格を約束した上で商品の売り買いをする取引のことをいいます。
主な商品として挙げられるのは日経225先物、TOPIX先物があります。
それぞれ、日経平均株価、TOPIXが対象指数商品となっています。
- 金
変わらぬ価値があるのが金です。
金相場があり、金地金や金貨を資産として取引をしています。
この金相場で金価格は前後するのですが、比較的安定した資産としての認識されていることから、投資する人が増えているようです。
また、一般の人への普及策として純金積立のような投資的な商品が導入されています。
初心者にオススメの投資はコレ!
投資初心者がいざ投資を始めようとした場合、数ある投資商品の中からどんな商品を選んだらいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。
初心者が中途半端な知識で安易に投資をするようですと、大きな失敗を招く恐れがあります。
投資を始めていきなり失敗するようでは全く意味がありません。
初心者が失敗しないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
それには、投資に対する知識、そしてノウハウが必要となります。
先に示した投資商品のリスク、リターンを知ることが投資利益を手にする一歩になると心得ることが重要です。
投資運用の資金は?
投資運用資金はどのように捻出すればいいのでしょうか。
そもそも手に入れたお金の使い道は、平たく言うと3つに分けることが出来ます。
【1】日常的に使う生活費
【2】将来のために備える資金
【3】資産運用―投資運用のための資金
生きていくためには、【1】と【2】は生活を守るためにも絶対に必要になります。
投資のリスクとリターン
投資にはリスクとリターンが必ずついて回ります。
つまり、ハイリターンが期待できる金融商品は、それだけハイリスクになる可能性もあるのです。投資者のマインドとしては、どうしてもハイリターンの利回りを求めがちになります。
しかし、ハイリターンを余りに固執するようになると思いも知れないリスクに見舞われることがあります。特に、初心者はハイリターンを目指すが故に、ハイリスクも背負うことになり兼ねませんので、十分注意をしなければなりません。
では、リスクとリターンの関係を投資の種類で見て行きましょう。
★ローリスク・ローリターン
預金、国債、外貨預金
★ミドルリスク・ミドルリターン
外貨MMF、投資信託ETF、REIT、株式投資、不動産投資
★ハイリスク・ハイリターン
FX、先物
初心者に向いている投資は?
初心者が投資を始める際には、いきなり大金を投資するわけにはいきません。
まずは、少額投資で様子を見ることがポイントになります。
それから、ローリスクであることを前提にするとローリターンの投資商品がターゲットになります。
そして最後は、換金性が挙げられます。
ということで、初心者向けの投資商品には、インデックス型の投資信託が良いでしょう。
■投資信託
投資信託は、投資初心者が自分で株式の銘柄を選んだ上に、自分で売買して収益を上げる必要がありませんその代わりに、投資信託を購入後、決算期に合わせて運用報告がありますので、安心して任せることが出来ます。
投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドの2種類がありますが、その違いは運用の仕方に関係しています。
その中で、投資初心者が取り組みやすいのはインデックスファンドです。
インデックスファンドは、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)の基準値の動きに合わせて運用します。例を挙げますと、TOPIXが3%の上昇を見せれば、インデックスファンドも同じように3%上昇します。
それとは別のアクティブファンドは、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)の基準値の動きではなく、上回ることを前提にしたファンドになっています。
アクティブファンドの投資収益の上げ方は、運用担当者の能力に影響されるのですが、必ずしも基準値を超える結果が得られると決まっていません。
実はそれだけでなく、運用の手数料はインデックスファンドよりも高額に設定されています。
■不動産投資
投資信託で投資初心者の経験をした後は、少しだけリスクを意識した投資、つまりミドルリスク、ミドルリターンの投資先を選択してみると良いでしょう。
そこでおすすめなのが、不動産投資です。
不動産投資は、リスクをコントロールすることで安定した収益が期待できます。
ここでは、インカムゲイン(不動産投資の場合はマンション経営による家賃収入)を採り上げてみます。
不動産投資の特徴は、投資エリア、投資物件の内容によってリスク、リターンが違うのは当然なことです。
そこで、物件情報として考える必要があるものは、次の項目です。
・立地条件-賃貸需要が活発な首都圏、特に東京、大阪
・中古物件で投資利回りが高いもの
・耐震強度が確保されている
・リフォーム費用がかからないワンルームマンション
・空き室が出た場合にすぐに対応してくれる管理会社の存在
このように恵まれた物件があれば、安定した収益が期待できるでしょう。
投資を勉強するならセミナーへ
これから投資をする投資初心者は、しっかりと投資商品を見極めることが重要で、そうすることができればリスクを減らすことに繋がります。
そのためには、投資初心者を対象にした投資セミナーや説明会への参加を考えてみてはいかがでしょうか。
最近の傾向として、老若男女を対象とした初心者向け投資セミナーが開かれており、多くの参加者でにぎわっています。
もちろん中には投資初心者を対象にしたセミナーも行われています。
特に、主婦層を筆頭にして多くの女性が参加しています。
内容的には、外国為替、株式、商品先物、不動産、債券などの投資商品がテーマになっています。
本、ネットからの情報とは違って、生身の情報を講師が懇切丁寧に基礎から教えてくれるので、成長戦略やリスクについても学ぶことが出来ます。
実際に、どのような投資であってもリスクはつきものですが、そのリスクを知らないままで投資をすることは避けなければなりません。しっかりとリスクを理解した上で投資をすることが成功の近道になります。
つまり、金融・経済に関する常識的なことを学ぶことで、日常の活動がどう株価に反映されているのかも理解できるようになりますし、経済関係のニュースを見た際にも関心の度合いが、セミナーを受ける前とは大きく異なっていることに気がつくはずです。
このように、投資セミナーを受けることは、本やインターネット情報では得ることにできない投資の仕組みなどを理解させてくれます。
それ故、正しく投資商品の仕組みを知ることができれば、投資をする意味合いが実感できるでしょう。
そういった意味で、セミナーに参加することはチャレンジすることであり、チャンスをものにすることでもあります。
セミナーに参加するメリット
セミナーに参加するメリットは投資商品と経済、金融との関係を学ぶことが出来る他に、例えば、次のようなことが挙げられます。
- 同じ志向の仲間との接点
セミナーが本やインターネットで得ることが出来ない情報に出会えるのと同じように、投資を始めたいと考えている仲間との接点が出来ることが、メリットの第一に挙げられます。
多くの場合、セミナーに参加する人は投資をしたいという明確な目標があるか、既に、投資をスタートとしていう人がほとんどで、価値観を共有できることから投資に対するセンスを知ることが出来ますし、情報交換を通して今までにない仲間、人脈との接点を築かれます。
また、副次的効果としてコミュニケーション能力の向上も期待できます。
- 投資の知識とノウハウをゲット
仲間との接点に続くメリットの2番目は投資に対する知識、ノウハウを手にすることが出来ることです。特に、投資に関してはタイムリーとタイミングが重要な要素となるため、本やインターネットにはない鮮度ある情報をゲットできることは、投資に関するヴィヴィッドな展開を助けることになります。
- 成功体験の実感―モチベーションアップ
投資セミナーの参加することは、投資に対して真摯な態度で臨もうとする姿勢が感じられます。特に、自分1人ではなく、周囲には同じ志を持った人がいますので大いなる刺激を受けると同時に、実際の投資での成功体験が聞けることは、モチベーションアップに繋がることになります。
- 疑問点の解明や不安の解消
投資セミナーに参加して、周囲を見回すと熱心に講師の話を聞いている参加者の中には、自信に満ちた表情をしている人もいれば、どことなく不安感を滲ませながら聞き入っている人もいます。しかしながら、疑問点が解明できないままの人や、不安感を抱えながら次のステップに進めない人もいます。
セミナーに参加すれば、自分が抱えている問題点を直接講師にぶつけることができますので、機会を活かすことが可能になります。
デメリットはある?
セミナーにはメリットもあれば、当然デメリットもあります。
では、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
- セミナー内容が希望に沿わないことがある
セミナーでは前もって内容が分からない場合が多く、全てが明かされているわけではありません。というのも、前もってなんとなく理解していた内容だとすると、参加する意味合いが薄れてしまいます。実際に参加してみて初めて内容が明らかになった場合もあるので、自分が意図する内容ではないことがあります。
- 効果が期待できるかどうかチェックができない
先に示したようにセミナーに参加することで、投資に関する知識、ノウハウを手に出来る他に、新しい刺激も受けますが、実際に効果が実感できるかどうかはっきりしない場合があります。セミナーに参加したからと言って、すべてが解決されるわけではありません。
過度に期待することではなく、1つでも、2つでもいいから、納得して自分のモノにできるようにしましょう。
- 有料の場合、費用対効果との関係が見づらい
有料セミナーの場合、費用対効果が参加して初めて判るので、もしかしたら、期待通りにはいかないことが起こり得ます。それから、有料の場合、適正な受講料、あるいは相場がクリアでないため、中には、しっかり見極めなければならないセミナーもあるので、注意が必要です。
- 営業を優先するセミナーがある
セミナーの主催の中には営業活動の一環としてセミナーを開催し、セミナー参加者をターゲットにした集客をすることで、自社商品の販売やサービスを提示したり、セミナー参加者に投資勧誘のアプローチをしたりすることがあります。
投資商品には先述した通り多くの商品があります。
株式やFXのような金融商品、不動産のような資産などがあります。
投資セミナーは各々の業界が、取り扱う商品に応じて独自に開催しており、例えば、金融商品の場合でしたら銀行、証券会社、先物取引業者が、不動産投資の場合は不動産会社が主催していて、多くの場合、会員組織をつくり、その会員を対象にしたセミナーが大部分で、無料開催となっています。
もちろん、会員以外の人たちに対しても募集は行われており、会員でなくても参加できることがあります。その場合は集客を目的にして行っていることが多い傾向にあります。
無料セミナーの実態
無料セミナーを開催目的は、投資初心者を集客し投資商品の販売することで、そうでなければ、無料セミナーを開催する意味はありません。
つまり、セミナー参加者は少なくともホットユーザーとしてカウントされ、主催者側からすると営業活動のターゲットになります。
例えば不動産投資セミナーでしたら、やはり投資物件の販売が目的になりますので、ほとんどのセミナーで暗に販売が組み込まれていると見ていいようです。
また、それだけでなく、セミナーの最初から年収、会社、条件などを聞き出している場合もあり、明らかに売らんがための言動を策して、セミナーの終了時にはすぐに勧誘を始め、何とか契約に持っていこうとします。
もちろん勧誘行為は断ることが出来ますが、主催元が代理店のようにはっきりしない場合のセミナーは、敬遠したほうが良いかも知れません。
有料セミナーは安心?
マンツーマンでの個別相談をファイナンシャルプランナーに持ち掛けた場合では、1時間1万円が相場になっています。
一方の有料セミナーの場合でしたら、参加者が多いこともあり、数千円から数万円のセミナー料を徴収することが多いようです。
有料セミナーでは例外もありますが、ほとんどの場合で金融商品の勧誘を受けることはないようです。
そこでのポイントは、金融知識こそが売り物で、金融商品を売り込むセミナーではありません。
それから、無料セミナーの場合でしたら、商品の購入があってこそ意味があるため、情報そのものが偏ることも考えられます。
そういう意味では、有料セミナーの方が偏りのない情報を得る可能性が高いでしょう。
セミナーの選び方
なぜ、投資初心者がセミナーに参加するかと言えば、投資について学びたいからです。
前述したように、無料セミナーの中には、自社商品を売りたいがためにセミナーで人集めをしている場合があります。
実際に、インターネット上では多くの投資セミナー情報が氾濫しています。
投資セミナーに参加したことのない人にとっては、どのようなセミナーがよくて、どのようなものが悪いのか判断することはできません。
現実に、悪質なセミナーが行われている事実があることも確かなようです。
では、投資セミナーを選ぶ際には、何を基準にすればいいのでしょうか。
- 運営会社のチェック
開催される投資セミナーが、投資のイロハからノウハウを教える内容なのか、それとも自社の金融商品や、物件を販売するためにセミナーなのか見極める必要があります。
例えば、不動産会社のセミナーでしたら、自社物件を売り込むことが目的ですし、証券会社のセミナーでしたら自社の金融商品を売り込みたいからです。
したがって、企業が主催する投資セミナーでは投資について学べる反面、自社商品の売り込みがあるという前提で参加するのであれば、それはそれでいいのかも知れませんが、本当に投資について学びたいと考えられるのであれば、セミナーの選択の仕方が違うのかも知れません。
ということで、セミナーの運営会社をチェックする場合、投資を考えている人に寄り添った投資方法、投資商品の選択を、第三者のように客観的にアドバイスをしてくれるような、コンサルタント的な存在の企業や団体が主催者であることがポイントになります。
- 講師のチェック
投資セミナーで大事なポイントの1つに、講師の問題があります。
したがって、誰が講師なのかをチェックするわけですが、まずは、講師の顔写真、プロフィール、肩書を確認する必要があります。そして肩書に、不動産鑑定士、宅建マイスター、ファイナンシャルプランナー、証券アナリストのように、投資に携わっている実績があれば、よりベターということになります。
それに加えて、大手出版社から金融関係の書籍が発刊されていることもチェックするポイントになります。なぜなら、出版される背景には、その本の価値が一般読者から認められている、ということがあるからです。
- セミナーの規模
投資セミナーにはいくつかのポイントがありますが、中でも注目すべきは大規模な人数の問題ではなくて、少人数、中人数で定期的に継続開催されている投資セミナーは、投資家の需要がある証明になっていると考えられます。
つまり、投資対象者からの信頼が厚く、高い質を保ち、人気を維持していることを示しています。したがって、投資セミナーを見る場合、そのセミナーが何回ぐらい開催されてきたのかをチェックすることが大切になります。
セミナーと一緒に勉強するならコレ!
投資セミナーに参加して、しっかりと金融関連の生の情報を得ることも大切ですが、それと並行して書籍やインタ―ネットからも情報を得ることが出来ます。
特に、その中には専門家のレポートもありますので、アクセスしてみてはいかがでしょうか。
- 専門家のレポート
楽天証券のインターネットサイトのレポート&コラム欄には、株式、投資信託、FX、先物取引、ファンド説明、その他、お役立ちレポートなどが、顔写真付き、氏名、肩書などを明記した上で紹介されています。
この手の専門家レポートは楽天証券以外にも多くの金融会社、不動産会社、コンサルティング会社、投資情報提供会社などが定期的に各専門分野についてレポートをしていますので、自分が必要とする情報には、どの会社にレポートにあるのかをチェックすることが重用です。
紹介の方法は、アナリストレポートと称して紹介されています。
アナリストレポートは、こちら
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/fund/
- 専門家の書籍
多くの専門家と言われる人は、大手出版社から、そんなにお堅くない専門書を出版しています。投資セミナーには参加できない人にとっては、インターネット情報とならぶ情報源として利用することができます。
彼らの書籍は、固有名詞と数値をはっきり打ち出すことで、信頼性を保証する内容となっています。実際の知識、ノウハウ満載のモノもあれば、思想的なもの、実践的なものなどが網羅されています。
固有名詞と数値は信頼性の裏付けになっているのですが、ここで注意をしなければいけないことに、数値に問題があります。書籍になった段階で、そこに記されている数値はすでに過去のものになっていますので、実際の運用時には直近の数字を見極めるようにしなければなりません。
- 動画DVD
私たちのが認識する情報は、80%が視覚からの情報に支配されています。
それに聴覚を加えれば90%を超えることが分かっています。
セミナーが有効とされるのは、そのことの裏付けがあることと、生の息遣いをヴィヴィッドに感じられるからです。
動画DVDにはライブ感はありませんが、自分の意志で見ることになりますので、情報の受容に関しては、かなりの%で認識しています。
特に、初心者にとっては周囲に気兼ねすることがないので、精神的にも落ち着いた状態で見られますし、場合によっては集中しやすいことも挙げられます。
また、モバイルデバイスでの動画視聴が簡単にできることから、ライブ配信も増えていますし、後で見ることができるオンデマンド配信もされていますので、自由度に合わせて好きな時に見ることが出来ます。
情報の伝達量も同じ視覚の文字に比べて、浸透力は格段の差があります。書籍は読んで理解しますが、映像は見ることで情報処理をしつつ理解していますので、想像力の幅の拡がりが違ってきます。つまり、文学作品を読むわけではないので、行間のニュアンスを想像しなくて済むということで、動画DVDはイメージの広がりに寄与するところがあるようです。
圧倒的に多い不動産投資セミナーの全貌を紹介
インターネットで「投資初心者とセミナー」の語録で検索すると、90%が不動産セミナーに関しての項目が羅列します。
ということは、不動産に関してはいかにセミナー方式が、主催者からするとビジネスのポテンシャリティが高いと踏んでいることの証明になります。
不動産セミナー(マンション購入でインカムゲイン)を受ける人の大半は、何らかしらの不労所得を得る算段をしている人で、セミナー主催からすると可能性が色濃く残る見込み客ということになります。
したがって、不動産の場合では投資セミナーを、イベントとして頻繁に開催することで見込み客の拡大を図り、その回数、その参加者数に比例してビジネスに繋がるチャンスが増えることになります。そのターゲットになるのが、サラリーマン、主婦、一部の高齢者になるのは必然的なのかも知れません。
不動産投資セミナーの種類
不動産投資セミナーにはどのようなセミナーがあるのでしょうか。
これにはいくつかの種類があります。
これまで、見て来た通りの「投資初心者対象のセミナー」がまず挙げられますが、その他にも、不動産コンサルタントによる次のようなセミナーがあります。
・サラリーマンを対象にした「新・中古マンション投資セミナー」
・中級者を対象にした「不動産投資の資金調達法セミナー」
・上級者、資産家対象には、「不動産1棟投資セミナー」
また他には、
・中級者を対象にした不動産投資セミナー
・投資物件別のセミナー
・部屋タイプ別の投資セミナー
などがあります。
基本的には自分が興味を覚え、目指す方向性のセミナーに出会うことが大事です。
初心者でしたら、最初は不動産投資にイロハを学び、その後、どのような物件に投資すればいいのかを、自分のアンテナ感度を高めて、相応しいセミナーを見出すのも一つの方法です。
セミナーで強い営業を受けたら..
無料セミナーの現場で、セミナー終了後に明らかに違法に近い形で、営業活動を受ける場合がありますが、彼らもホットユーザを放っておくことはしないので、それに対しては毅然とした態度をとることが大切で、あいまいな形にしておくと彼らの勧誘が長期になることがあります。
安易に面談はしないように
セミナーの終了後、営業マンの攻勢を受けてもなんとかその場を切り抜けても、後日に面談することが起こり得ます。これが曲者で、一度でも面談すると彼らからすると、うまく行けば契約できるかもと勝手に思われ、どんどん追い詰められるようになります。実際にそういうことが起きて、迷惑に感じる人も多く見られます。
そこで、こちらの意図を解せずに強引な営業手法をとる営業マンに対しては、宅地建物取引業法で対応するようにしましょう。というのも、宅地建物取引業法では、営業活動について、次のような決まりがあるからです。
・宅地建物取引業法上、宅建業者の名称、営業マンの名前、営業の目的を明らかにしなければいけません。
・宅建業者の相手側が契約しないという意志表示をしていることに対して、強引に営業することは禁止されています。
・迷惑な時間帯、迷惑な訪問営業は禁止されています。
このような決まりがあるのにも関わらず、営業を続けられた場合には、宅地建物取引業法のこの条文を持ち出すことで、不動産会社に対して迷惑行為であることを告げることが出来ます。
投資初心者にとって、投資セミナーはオールマイティではない
投資初心者がいざ投資を始めようとした場合、おそらく不安感に襲われるに違いありません。そんな時に頼りになるのが、投資セミナーです。とは言いつつも、多くの場合、無料セミナーは金融知識を教える一方で、顧客の囲い込みをするために投資セミナーを利用しています。
全ての投資セミナーがそうではなくて、一部の無料セミナーの開催者の中に、不法な営業活動をする企業もあります。そういう企業の餌食にならないようにするには、企業の信用度、講師のネームバリュー、そして継続性があるセミナーなのかを判断して参加するようにしましょう。
・投資セミナーでは投資対象商品をしっかりと学ぶ
・投資セミナーに参加するメリットは、同朋作りと知識の吸収、モチベ―ションアップに不安解消
・投資セミナーのデメリットは、必ずしも希望に沿うことばかりではない
・投資セミナーに参加する場合、主催企業、講師のプロフィール、継続性などのチェック
・投資セミナー以外の情報収集は、書籍、インターネット、動画DVDなどの利用
・不動産投資セミナーは対象別になっているので、自分に合うセミナーの選択