電通社長の年収は?気になる電通マン社員の生涯賃金も徹底リサーチ
日本最大手・広告業界の世界5大グループの1つである「株式会社電通」は、1901年に創業した広告会社です。
厳しい社則がある企業でありながら、誰もが憧れる存在として知られています。
広告会社といえば、華々しい職業のイメージとあわせて、仕事がハードなだけに相当高い年収も予測されます。
電通社員となれば、生涯賃金や電通社長の年収が大いに気になるところです。
そこで今回は、電通社長の経歴や電通社員の平均年収についてお話します。
Contents
「電通」とは?
明治時代に広告会社として設立された電通は、100年以上の歴史を誇る日本の大企業です。
日本の広告業界最大手であるだけでなく、欧米にもネットワークを広げています。
企業理念は「グッド・イノベーション」です。
イノベーションを作り出す3つの要素、企業家精神・アイディア・技術を幅広い変革につなげようという意味があります。
日本の広告市場は世界第3位です。
長年にわたり、国内シェアナンバーワンの座をほかに譲らない電通は、2015年の収益では世界第5位につけました。
日本だけでなく、世界の多くの企業広告を手掛け、常に人に刺激を与える広告を生み出しています。
電通社長、山本敏博氏
2017年に電通社長に就任した山本敏博氏は、慶応大学を卒業後、1981年に電通入社した生え抜きの電通マンです。
2014年には取締役に昇格し、2016年からは常務執行役員を務めていました。
歴代社長としては13代目です。
「インターネット広告の取引問題」「電通社内の企業改革」についても短い期間で成し遂げる、と山本社長は意欲を見せています。
電通といえば、4代目社長の吉田秀雄氏によって作られた「鬼十則」が有名です。
社員手帳にも長年記載され、電通のハードな労働体質の背景にもなっているといわれてきました。
電通が現在のような大成長を遂げたのも鬼十則のおかげとはいえ、最近では労務問題に発展することがあり、世間から会社の動向が注目されています。
その鬼十則も2017年度からは削除されました。どのように改革されていくのか、世間の視線を一心に浴びているのが山本社長なのです。
山本社長は、労務問題については2年で改革すると宣言しています。
対症療法ではなく、根本的な改革をと社長自らが声明していることからも、電通の根幹から新しい芽が育ってきそうな勢いを感じます。
山本社長自身は、自らを「非常時社長」だと認識しているといっています。
だからこそ、短い期間で改革できることに意欲を燃やしているのです。
山本社長がこれからすべきこととして、法令を守ることと社員の健康を守ることをあげています。
広告会社では、社員の健康を犠牲にしてまで仕事の成功を目指そうとする傾向があります。
電通がこれから目指そうとしているのは、法令を守って社員が健康でいること、それが仕事の品質の向上につながるということです。
仕事の品質が向上すれば、顧客の満足度や評価の高さにつながります。
それが結果として、電通の社会的価値を高めることになると読んでいるのです。
もちろん社員1人1人のやりがいや、自己実現・成長にもつながっていくことも見込めます。
当たり前のことのようですが、期間を区切ってこれを実現していこうとする山本社長の姿勢には、頼もしい信念のようなものが感じられます。
山本敏博の経歴
山本敏博社長は慶應義塾大学経済学部を卒業後、すぐに電通に入社していますから、2017年の社長就任までに36年目の電通職歴を持っています。
社長に就任するまでのキャリアですが、
- コミュニケーション・デザイン・センター長
↓ - MCプランニング局長
↓ - 執行役員
↓ - 取締役執行役員
↓ - 常務執行役員
と、順調すぎるほどの昇進が印象的です。
高学歴を持っているだけでなく、入社当時から会社の期待に応え続けてきた人物だということがわかります。
東京都出身の山本敏博社長は、1958年生まれで間もなく還暦を迎える年齢です。
しかし60歳とは思えぬバイタリティーがありますから、きっとバリバリと電通社内や社会への改革を起こしてくれることでしょう。
社長就任までの経緯
山本敏博社長は、クリエイティブ畑から役職に就いて昇進を重ねてきた人物です。
メディア・プランニングで培ったノウハウやバイイング力、幅広いコンテンツにアクセスするプランニング実践を担うMCプランニング局長も経験しています。
インターネットが一般に広まる前からクリエイティブに関わってきた人物ですが、インターネットを含めた幅広い媒体にも詳細な知識やノウハウを持っています。
何よりも、電通のことを知り抜いているのが山本敏博社長の強みです。
一般社員と仕事を共にしながら経歴を重ねてきた方なだけに、労務問題などの解決にもプラスに働いてくれる期待感があります。
役員の平均年収は6,345万円
電通社長の年収は、推定平均6,345万円。
これは、2014年5月期から2015年4月期の有価証券報告書における従業員および役員報酬の注記をもとにした年収です。
役員数は11名で、役員平均年収ランキングは電通が120位前後となっています。
驚かされるのは、電通社員の平均年収が1,200万円以上とハイレベルなことです。
これを見るだけでも日本屈指の大企業であることがわかります。
憧れの電通マン
電通マンといえば、日本の多くの広告を手掛けるバリバリの広告マン&ウーマンというイメージを持たれています。
日本最大手の広告企業ですから、当然といえば当然です。
紙媒体・インターネット媒体にとどまらず、映画の制作や大型スポーツコンテンツなどにも関われるのが、電通マンの特権です。
仕事は次から次へと発生し、責任も重くのしかかりますが、自分が携わった広告が世に出るのは感動の一言でしょう。
世間の評価に助けられ、挫折せずに働き続けている電通マンも少なくありません。
社会に影響を与える広告を生み、社会に貢献することができるのが、電通マンとしての最大の醍醐味であるはずです。
年収と生涯賃金
上場企業が公表する有価証券報告書データを参照すると、2015年における電通の平均年収は1,228万8,322円という結果です。
生涯年収は4億4,867万2,734円で、サービス業の平均年収としては第4位にランクインしています。
上場企業の平均年収ランキングとしては25位で、年収・生涯賃金ランキング共にランキング上位に輝いています。
役員報酬よりも社員の年収がランキング上位にあるのは好感が持てるところです。
サービス業の平均年収は540万円ほどで、最高年収は2,000万円クラスですが、広告業としては電通がトップです。
電通社員の平均年齢は39.5歳ですから、比較的若いうちから高い年収を得られる見込みがあります。
サービス業の平均生涯年収は、2億400万円ほどです。
最高では9億という企業もありますが、3位以降15位までは3億から5億の範囲で推移しているため、電通の生涯賃金が上位の企業に比べて劣っているということはありません。
電通の平均勤続年数は13.3年です。
生涯賃金を思うと、長年勤続したほうがメリットが大きいことでしょう。
ボーナス
電通のボーナスは、年に2回、3月と9月に付与されます。
ボーナスも大きく見込める電通ですが、基本給も良いうえに残業代や休日出勤手当などもしっかりと支給されているため、恵まれていると感じている社員が多数です。
サービス残業やみなし残業が当たり前の昨今、ハードな労働環境がイメージされる電通が残業代をきちんと支払ってくれるのは好印象を持ちます。
福利厚生
電通の福利厚生は、正社員のみならず契約社員でも十分に適用される充実度です。
社会保険では
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
- 厚生年金保険
に加入できます。
企業年金や持株会があるのは、将来に備えて頼りになる制度です。
社宅があり、住居に心配がある人にも、万全な勤務環境が整えられています。
契約施設は、休暇旅行などに利用することも可能です。
社屋内には医務室が完備されており、体調が悪くなったときや健康に不安があるときには気軽に相談できるようになっています。
一般的な大手企業に完備されている福利厚生制度をオールマイティに備えている電通は、いつでも安心して仕事に取り組める環境があり、働く社員にとっても安心感が強いことでしょう。
現社長 山本氏の築くこれからの電通に注目
ここまで、電通社長の年収・電通社員の年収・生涯賃金などについて解説してきましたが、参考になりましたでしょうか。
新しく就任したばかりの山本社長には大きな期待が注がれていますが、その実績が年収に反映されるのはまだ先のことかもしれません。
一方、電通社員の年収は、サービス業の中でもトップ5に入るほどのハイレベルです。
生涯賃金も一般企業の倍と高収入ですから、長く勤務して安泰の企業といえるでしょう。
これから就職や転職を目指す人にはもちろん、投資先として検討するにも電通は安定感があります。
日本国内はもとより、世界に名立たる電通として、ますます期待度が高まる広告企業です。
- 日本最大手・電通は2015年の収益で世界第5位の広告会社
- 2017年に新星・山本敏博社長が就任
- 山本社長は労務問題や広告取引問題に意欲的
- 電通社長の推定年収は国内の役員平均年収ランキングで120位前後
- 電通は年収・生涯賃金ともに上位にランクインしている