社会人の夏冬の楽しみ!【独身・既婚別】ボーナスの使い道ランキング
会社員には夏と冬の年2回、月々の給与以外に大きな収入があります。
それが、ボーナスです。
今年の夏ボーナスの支給日ももうすぐ。
給与は月の生活で大半が消えていく人がほとんどでしょう。
その分、ボーナスは好きなものを買えるチャンスです。
世の会社員のみなさんはボーナスを何に使っているのでしょうか。
生活スタイルが違う、独身者と既婚者にわけて見ていきましょう。
Contents
ボーナスについて
ボーナスとは賞与ともいい、給与と比べると大きな金額を貰える場合がほとんどです。
なぜ年2回も給与とは別にこのような大金を貰える制度があるのか考えたことがあるでしょうか。
ボーナスが支給される対象や理由は会社ごとに異なりますが、おおよそ次の考えに基づきます。
- お盆と年末はいつもよりお金が必要になるため
- 給与の一部として、年2回補填的に支給される賃金
- 会社の利益の分配
どう金額が決まるのか
ボーナスの金額は、「給与の月額×〇ヶ月」により計算される場合が一般的で、最近では給与の2ヶ月分程度がもっとも多いようです。
もちろん1ヶ月分や6ヶ月分など会社によりそれぞれです。
中小企業や零細企業などの民間企業では、この人は50万円、この人は20万円など社長がその人の成績等を考慮して決める場合もあります。
なかにはボーナスなしの人も
毎年、夏と冬には新聞やニュースでボーナス額が話題に上がることが恒例となっています。
会社員であれば当たり前のように誰でもボーナスがあるように思ってしまいますが、非正規雇用者も含めた全勤労者の約6割にはボーナスがありません。
正社員に限定しても2~3割の人にはボーナスがないのです。
公務員や経済力のある大企業では当たり前に支給されるものであっても、中小企業にとってボーナスの支給は経営に影響を与える重要な事柄になります。
ボーナスが利益の分配であるという考え方から見れば、現在の厳しい日本経済の中では、ボーナスなしは当然に起こり得ることなのです。
あなたはどのくらい?ボーナスの平均支給額
ボーナスの平均額を夏でみてみると、54万円となっています。
新聞やニュースで見る、公務員や大企業の平均額が頭にあると「あれ?」と思ってしまいます。
ボーナスの金額は、勤務先が大企業か中小企業かや役職・年齢などの事情で変わってきますし、この平均額にはボーナスがなかった人も分母に入っているため、このような金額となっています。
男女別・独身者のボーナス使い道ランキング
大きく自己投資することができる独身者は、ボーナスを何に使っているのでしょうか。
男女別のアンケート調査を見ていきましょう。
【男性】
男性は女性よりも、ボーナスを平均10万円以上多く貰っています。
昔は車や遊びに多額のお金を使っているイメージの男性ですが、現代は堅実な使い道が上位にランクインしています。
3位 投資
株式投資や資産運用に10%以上の男性が使っています。
投資信託で給与以外の収入を得るのが、最近のサラリーマンの定番なのかもしれません。
株主優待で上手にサービスを利用している人もいます。
2位 生活費
月々の給与では足りない分をボーナスで補うという、現実的な使い道が2位にランクインしています。
少し切ない気もしますが、不景気で思うように給与が上がらない会社も多い中では当然の流れでしょう。
1位 貯金
ボーナスは貯金!と考えている人がもっとも多く、20代では50%の人が使い道は貯金と答えています。
自分へのご褒美にパーっと使ってしまうのではなく、将来のために堅実に貯金しているようです。
独身男性がボーナスで使いがちなもの
ボーナスの使い道の第1位は貯金ですが、独身男性の中には次のような使い方をする人もいます。
- 高級品の購入
ブランドの時計やスーツなどの憧れの商品を、ボーナスで購入する男性も多いようです。頑張った自分へのご褒美も大切。
また、高性能パソコンの購入もあります。副業などパソコンが必須アイテムの場合には、ボーナスで購入するのは良いタイミングでしょう。
- ローン返済
車やバイクのローン返済をボーナス払いに頼っている人も多くいます。
中にはボーナスの半分をローン返済に充てている人も珍しくありません。
ボーナスは確実に貰えるといえるなものではないため、無理のあるローンの組み方はおすすめしません。
- ギャンブル
給与からはなかなか捻出できないギャンブルのお金も、ボーナスからなら簡単に出てしまいます。
気が大きくなってしまって、せっかくのボーナスが一瞬でなくなってしまうなんてこともあり得ることです。
ギャンブルは楽しむ程度なら良いですが、くれぐれもやり過ぎには注意しましょう。
- 交際費
飲み会費用や冠婚葬祭費用は、給与から出すのは難しいという人も多いでしょう。
とくに飲み会は遊びとしてではなく、いろいろな人と交流することで自分の経験値アップにも繋がります。
【女性】
独身女性のボーナスの使い道ランキングに入っているものは、男性と同様に堅実なものが並びます。
男性と異なる点は、女性は何かを購入するよりも、ストレス発散や自分磨きなどのサービス系に使う人が多いようです。
3位 旅行
日々のストレスを非日常的な世界で発散したいと、ボーナス後の旅行のために毎日の仕事を頑張っている女性が多いようです。
手軽な国内旅行が人気となっています。
2位 生活費
これは男性と同様に、月々の給与が足りないなど切実な問題が背景となっています。
1位 貯金
これも男性と同様です。
中には、20代で預貯金1,000万円の人もいます。
独身女性がボーナスで使いがちなもの
男性に高級品やギャンブルなどが挙がっていたのに対して、女性はやはり堅実です。
旅行に並ぶような使い道が多いです。
- 自分磨き
エステや高級化粧品などで外見を磨いたり、資格取得などのスキルアップによって内面を磨くために自己投資としてボーナスを使う人も多いです。
頑張った自分へのご褒美に、エルメスなどの海外のハイブランド品を購入する人もいます。
憧れのブランド品を身に付けると、モチベーションもアップします。
既婚者のボーナスの使い道ランキング
ボーナスの使い道の縛りが少ない独身時代に比べて、結婚後はボーナスの使い道が変わったと答えた人は58%もいます。
結婚や子供ができたことをきっかけに、将来への貯蓄や教育費などにボーナスを充てる人が多くなります。
また、何かを購入するとしても家電など現実的な物になります。
- 1位 貯金
独身・既婚問わず、ボーナスの使い道の堂々第1位は貯金となりました。
日本経済の不安定さや将来への不安などから、ボーナスは消費せずに貯金する人が多いようです。
- 2位 ローン返済
既婚者の場合には、マイホームを所有している人の割合が独身者に比べて多くなります。
住宅ローンは金額が大きいのでボーナス払いを利用している人も多いでしょう。
- 3位 子供の教育費
習い事や進学など、子供には非常に大きなお金がかかります。
とくに大学進学には一度に多額のお金が必要になるので、学資保険などの方法を利用して積み立てている人が多数見受けられます。
こんな使い方もおすすめ
貯金はとても大切なことですが、ボーナスのほとんどを貯金にまわしてしまうのは少し考えものです。
ボーナスは毎日一生懸命に働いたご褒美でもあります。
「貯金することがストレス発散になる!」というわけでないのであれば、少しは自分へのプレゼントに使うのもおすすめ。
ボーナスはメリハリのある使い方をするように心がけてみましょう。
例えば、ボーナスの8割は貯金(そのうち5割は旅行やマイホーム資金などの目的のため、3割は将来への備え)、1割は自分へのご褒美、最後の1割は投資といった使い方がおすすめです。
8割しっかり貯金しますが、5割には目的があるので漠然と貯金するよりも見返りを感じることができます。将来への備えとして長年貯金していくお金は定期預金などにして確実に貯まるようにすると良いでしょう。
1割を自分へのご褒美に使うということは非常に大切です。
欲しかったものを購入したり、旅行や美味しい食事を食べたりすることは、働く意欲のもとになります。
銀行口座にひたすら貯金をしても、金利はほとんど期待できません。
投資や運用に挑戦してみるのも良いでしょう。
仮に失敗したとしても1割であれば大きな打撃とはなりません。
「しっかりと使い道を検討しよう」
会社員にとってボーナスは年に2回の一大イベントです。
その使い道の上位は、独身男性、独身女性、既婚者と全てで貯金が1位、2位以降も現実的な使い道が並んでいます。
堅実であることは非常に素晴らしいことですが、既婚者ならともかく独身者の場合には、自分へのご褒美という使い道も検討して良いでしょう。
結婚するとボーナスを自分のためには使いにくくなります。
投資で副収入を得ることに使うこともおすすめです。
ボーナスの使い道は、堅実かつ有意義なメリハリが大切になります。
- ボーナスは月給2ヶ月分が多い
- 使い道トップは貯金
- 使い方にはメリハリが大切