ちょっと待った!投資初心者が読むべきおすすめの投資信託ブログ7選
銀行にお金を預けて、利子運用をしようと思っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
特に、日本銀行のマイナス金利の施行以来、定期預金を見ても、恐ろしいほどの超低金利となっており、運用対象にはなりません。
実際に、低金利を受け容れて5年定期を組んだ場合、わずかな利息を5年後の受け取っても、とても生産的なマネー活動とは言えません。
そう考えた時に、持っているお金を有効に使う場を探し求めるのは当然のことと言えます。もちろん、個人の力量で運用できる人もいるでしょうが、全ての人がそういきません。
そこで投資の専門家に、それこそ信託して運用を任せることを考えている人もいるでしょう。
そこに登場するのが投資信託です。
今回は、「投資信託とは何ぞや?」ということを紹介しつつ、投資初心者がどんな投資信託ブログを参考にすればいいのかを、併せて紹介していきます。
Contents
投資信託とは?
貯蓄から投資へというキーワードは、一言で言えば資産運用ということになります。
それに値するのが、『投資信託』です。
では、そもそも投資信託とは、どのようなものなのでしょうか?
投資信託はファンドとも呼ばれています。
新聞や雑誌、テレビのニュースの時間にファンドという言葉が出てくるのを見たり、聞いたりすることがあったのではないでしょうか。
簡単に言うと、投資信託は一般も含めて投資家から広くお金を集め、それらをまとめることでビッグな資金を作ります。
それを運用の専門家が投資に値する金融商品(株式、債券など)も含めて、投資先を決定します。
投資対象は、日本国内だけでなく世界中に拡がっており、その中から多くの投資先を選び、もちろん大きく投資することもできますが、少額投資も可能で様々な対象先に対して行うことが出来ます。
投資後の運用成績は、運用対象の商品や市場の環境によって変わってきますが、運用がうまく行けば、投資額に応じてリターンが得られますが、運用がうまく行かない場合では、投資額を下回ることも起こるわけで、その場合は損になることもあります。
つまり、投資信託で運用がスムーズに行かず損益が出た場合、個々人や会社の投資額に従って投資家が責任を負うことになるわけです。
というわけで、投資信託は投資した元本が保証される金融商品ではないことになります。
投資信託の種類
三井住友トラスト・アセットマネジメントさんの公式HPを参考にご紹介していきます。
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★制度上での種類
形態による分類
■契契約型
運用会社と信託銀行が信託約を結ぶことにより組成される投資信託
日本の投資信託は、この契約型が主流です。
■会社型
投資を目的とする法人を設立することによって組成される投資信託(投資法人)
日本では、J-REIT(不動産投資法人)などがこの型になります。
取得対象による分類
■公募
多数の投資家に取得させることを目的とした投資信託
一般に個人の方が販売会社(銀行や証券会社など)を通じて購入する投 資信託はこれにあたります。
■私募
機関投資家などのみに取得させたり、ごく少数の投資家に取得させることを目的とした投資信託
払い戻し方法による分類
■オープンエンド型
原則的に、運用期間中払い戻しに応じる投資信託
■クローズドエンド型
運用期間中、払い戻しに応じない投資信託
投資する対象による分類
■株式投資信託
約款に株式に投資できる旨が記載されている投資信託
■公社債投資信託
約款に株式には投資しない旨が記載されている投資信託
★商品分類
追加購入可能か
■単位型
投資信託が立ち上がる期間(当初募集期間)にのみ購入できるもの
■追加型
原則的に、投資信託が運用されている期間中いつでも購入できるもの
投資対象地域
■ 国内
主たる投資収益が、実質的に国内の資産を源泉とするもの
■海外
主たる投資収益が、実質的に海外の資産を源泉とするもの
■内外
主たる投資収益が、実質的に国内および海外の資産を源泉とするもの
投資対象資産
■株式
主たる投資収益が、実質的に株式を源泉とするもの
■債券
主たる投資収益が、実質的に債券を源泉とするもの
■不動産投信(リート)
主たる投資収益が、実質的に不動産投資信託および不動産投資法人を 源泉とするもの
■その他資産
主たる投資収益が、実質的に上記以外の資産を源泉とするもの
■資産複合
主たる投資収益が、実質的に上記の複数の資産を源泉とするもの
独立区分
■MMF
マネー・マネージメント・ファンド
株式は一切組み入れない、追加型公社債投資信託の一つ。
■MRF
マネー・リザーブ・ファンド
証券総合口座用ファンド。株式は一切組み入れず、高格付けの公社債等で運用されます。
■ETF
ある指標に連動し、証券取引所に上場しているもの
補足分類
■インデックス型
各種指数に連動する運用成果を目指すもの
■特殊型
投資者に対して注意を喚起することが必要な、特殊な仕組み・運用手法を用いるもの”
引用元: ”三井住友トラスト・アセットマネジメント”
http://www.smtam.jp/guide/introduction/type/
投資信託のメリット・デメリット
初心者の方が投資信託を始めようとするなら、当然、投資信託に関するメリット、デメリットを検証することが必要になります。
冷静に向き合うためにも、しっかりチェックしておきたいポイントを紹介します。
投資信託のメリット
【メリット1】 少額からの取引が可能、積み立て方式もOK
株式の現物株、ミニ株の投資では、そこそこの金額を用意しなければいけませんが、投資信託であれば、そんな必要はありません。
1万円のお金から簡単に始めることが出来ます。
投資信託には自動積立方式もありますので、1,000円からの投資も可能になります。
この場合はドルコスト平均法という方式で、投資信託商品の基準価格の高低を見ながら購入します。
【メリット2】 運用は専門家が担当
株式や債券への投資には、それ相応の知識や手法が必要ですし、それを個人で身につけようとすると、そんな簡単には行きません。
それなりに、金融、経済に対しての勉強、研究が必要になります。
そこで、目利きの効く専門家が投資家に代わって、相場状況や収益率を見て運用しますので、個人では手が出せないような海外モノや特別な金融商品などへの投資ができるようになります。
【メリット3】 分散投資が出来ることからリスクを分散できます
株式で1銘柄だけに投資して、その投資先に何か不都合なことで企業価値が下がり、株価も下落した場合、損失を被ることになってしまいます。
そこで、リスクを分散させるために複数の投資先を選びます。
投資信託だからこそ、このような方法が選択できます。
【メリット4】 透明性が高い
取引価格の基準価額を公表するようにルール化されているので、資産価値、値動きが毎日チェックできます。
それだけでなく、決算のたびに監査を受けていることから、透明性も保証されています。
投資信託のデメリット
【デメリット1】 手数料(コスト)が発生
・信託報酬
投資信託は他の組織や運用のプロフェッショナルに任せるわけですから、当然支払うべき費用が発生します。
これは運用報酬と言うもので、これにファンドの管理費用を含めて信託報酬と呼ばれています。
・販売手数料
それとは別に販売手数料というものがあって、投資信託を購入する場合に、例えば、銀行や証券会社、あるいは、郵便局などの販売委託先に払う手数料のことです。
・信託財産留保額
これは、有価証券の購入、売却に際しての費用に関して、投資家の間で公平性を担保するために、投資家から金額を徴収します。
そのことを信託財産留保額と呼んでいます。
投資信託の中には、徴収しないもの、保有している期間によっては軽減する場合があるもの、また、一定期間保有していれば徴収されないものなど、いろいろなタイプがあります。
【デメリット2】 元本割れのリスク(元本保証がない)
銀行預金は元本保証がされていますが、投資信託は資産運用をすることから、リスクがあるのは覚悟しなければいけません。購入した時よりも値下がりすることもあり、運用実績も上がらないことも当然あります。
購入額よりも売却額が下回った場合などでは、元本保証がされないことになります。
初心者が参考にすべき投資信託おすすめ“ブログ7選“
投資信託を始めようとする人、つまり初心者にとってはより分かりやすい解説が必要な場合があるでしょう。その際に、書籍だけではなく、投資信託のブログをアクセスするというのも一つの手です。
企業側の商品を主体としたホームページにはない、温かみのある情報に接することが出来ます。
では、初心者向け!投資信託のおすすめブログを7つご紹介します。
【1】 元銀行員ネクラ主婦の節約貯金記
http://mamanosetuyaku.blog.fc2.com/
元銀行員で子持ち主婦のスミさんの投資信託ブログです。
全体が女性目線で書かれているので、これから投資信託を始める人が、今あるお金を増やすことが出来たら、これ以上の喜びはないはず。
そして、なによりも、語りかけるような柔らかい文章が、スーと頭の中に入ってきます。
特に、「主婦の初めて投資信託ガイド」の記事は、まさに初めて投資信託をする人にとっては、懇切丁寧に専業主婦目線での切り口になっています。
さらに、良いところは、初めての人に合う投資信託は、どのようなものがあるのかを、次のように 詳細に解説しています。
・投資信託は国内?海外先進国?新興国?
・投資信託は先進国?新興国?
・投資信託は株?債権?不動産?
・投資信託を金融機関窓口で買うとどうなる?
・投資信託をネットで買うとどうなる?
・商品選びと口座選びはどうやってするの?
まさに、初心者にはうってつけの投資ブログということが出来ます。
【2】お金ブログ
http://okane-blog.com/20000en-investment/
投資信託に初めてチャレンジする場合、いきなり大きな金額を投資するわけには行きません。ちょっとした準備段階として、一度、トレーニングをした方がベターだと考えるスタンスが大事になります。
そんな時に、この「お金ブログ」は向いているかも知れません。
というのも、月2万円の投資信託の積み立てプランを提案しているからです。
投資信託を始めるに際して、ファンドを選ぶのには神経を使います。
実際に、どのファンドを選んだらいいのか決断がつかないことが想像されます
そういう人のために、ファンドを紹介し、おすすめ銘柄として、「ひふみ投信」、「セゾン投信」の他に2つ選んで、それぞれ5,000円ずつ組み込んでいくプランを紹介しています。その他にもいくつかのプランを提案しています。
【3】梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-2096.html
水瀬ケンイチさんの投資信託ブログで、インデックス投信の具体的な方法論についてまとめています。
8年間もインデックス投信に関するブログ記事を書いているそうで、これまでに2,000本を超えるまでになっているそうです。
ここで、インデックス投信について簡単に説明しておきますと、投資信託では運用の目標を掲げるのですが、それをベンチマークと呼んでいます。
日本における株式投資信託のベンチマークは、よくテレビの金融情報の時に数値が報告されますが、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)が使われています。
このベンチマークの動きと連動しているのがインデックス運用ということになります。
それが証拠に、TOPIXが10%上昇した場合、インデックス投信も10%値上がりし、10%下落した場合では、同じように10%下落するようになっています。
”梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー”では、このようなインデックス投信についてまとめたページを構成し、具体的な方法論まで記述しています。
その内容は、インデックス投信のバイブルとされている「ウオール街のランダムウオーカー」(バートン・マルキール著)をベースにして、日本の金融環境をも組み込みながら、ネット上にある無料ツールのような便利情報を併せて情報提供されています。
ということで、初心者には短時間で読破できるので、インデックス投信が何たるものなのか理解しやすい投資信託ブログと言えます。
【4】怠け者の20代が投資やってみたブログ
20代という若さで投資信託を始めて、「怠け者の20代が投資をやってみたブログ」というタイトルの投資信託ブログを記事化していますが、いかにも現代の20代の思考形態が現れていて、こういう生き方もあるのではと興味が感じられるブログになっています。
中でも不労所得に拘っていて、いかにして不労所得を増やし、行く行くはアーリーリタイアメント(早期退職)を選択し不労所得だけで生活をしていく算段をしているようです。
そして、給料を増やすことよりも、いかに収入先を増やすかがポイントであると喝破していることも痛快であると同時に、将来の不安解消には、やはりお金が必要としているところも、逆に言うと堅実な部分も垣間見れるので、不思議な魅力があるブログとなっています。
【5】投資信託のブログファンドの海
http://www.fund-no-umi.com/blog/
投資信託が趣味というビジネスマンである、イーノ・ジュンイチさんが手がけているブログ。
ネットの中で、一番詳しい投資信託ガイドというだけあって、内容的には、投資信託の初心者が学ぶには、良い教本となるハウツー記事などが多くの要素を含んで展開、情報発信のある投資信託ブログと言えます。
中でもリスク資産の福利確立について、28回の連載で触れていますが、シュミレーションを交えて詳しく説明しています。
読んでみると参考になる部分が多く、投資信託の基本的な背景や醍醐味を知るには、興味ある投資信託ブログということが出来ます。
【6】投資信託で儲ける!のりたまの幸せになる分配金収入向上計画
http://xn--f9j3azc4bw78x1px311dhre.com/
分配型投資信託を毎月運用しながら、分配型の良いところを広めていて、為替や各国のグローバルREIT情報のようなものを初心者に理解しやすい形で掲載している投資信託ブログです。
分配型の投資信託に特化して、とことんまで突き詰めた内容を親切丁寧に記事化しています。
中でも、投資効率が悪いとされている、毎月分配型投資信託の良い点を紹介しています。
例えば、毎月分配型投資信託の“格言”を以下のような分かりやすい形で説明しています。
・ 基準価額は毎日チェックせよ
・ 分配は、利益確定機能と思え
・ 税金を考慮しても十分有利だと思う銘柄へ投資せよ
・ 購入時期が成否を分ける。慎重に見極めるべし
また、コラムやマガジンなどを駆使して、いろいろな情報を発信していますので、一読する価値がある投資信託ブログと言えるかも知れません。
【7】投資信託で毎月分配金生活!
http://maitsukibunpaikin.seesaa.net/
1級ファイナンシャル・プランニング技能士である、あきちゃんが投資信託ブログの発信人です。
ご自身の経験から毎月分配型投資信託に目覚めて始めているのですが、本人は、毎月分配型投資信託が長期的な資産形成には不利だと理解した上で行っているのですが、それでも、「毎月受け取れる金額がある」という安心感は魅力あるとしています。
2017年3月の分配金は、合計152,378円と発表。
この投資信託で毎月分配金生活を見ると、2011年のスタートからこれまでの受取分配金月額の推移や、分配金受取総額の推移も発表されているので、説得力がある投資信託ブログになっています。
ファイナンシャルプランナー、投信ブロガーとしての視点から、毎月分配型投資信託を実践して生活資金にしているという投資スタイルの考え方にも1理あるようです。
投資信託の初心者は投資信託ブログで実践法を学びましょう!
投資信託の初心者が、実際に投資信託を始める場合には、それなりの知識武装をすることが必要視されます。
もちろん、書籍を読むことで知識を得ることはできますが、そこには、難しい実践論が書かれていることが多いようです。
それに対して、ネット上の投資信託ブログには、あるゆる分野の投資信託に関する実践経験、コラム、マガジン、成功談、失敗談、相場状況の見方など、豊富な話題が満載されていますので、これから、本格的に投資信託にチャレンジしようと考えている人にとっては、参考になる教科書と言えるでしょう。
先人の知恵を一気に自分のモノにできる魅力が、この投資信託ブログにあります。
・投資信託は、少額からでもOK
・投資信託には多くの種類があるので、自分にあった商品を選ぶことが効出ます
・投資信託のメリットは、少額投資、リスク分散、プロが運用
・投資信託のデメリットは、手数料と元本保証がない
・投資信託の情報はヴィヴィッドな投資信託ブログから