好きなことで楽しく稼ぐ!サラリーマンにおすすめの副業ランキング
「今の会社の給料に不満がるけど、独立してひとりでやっていくのは不安」と考えている人や「給料に不満はないけど、もう少し自由に使えるお金が欲しい」思っている人は少なくありません。
そんな人は「副業」がおすすめです。
好きなことや興味のあることでお金がもらえたら、まさに一石二鳥。
今回は、サラリーマンにおすすめの副業をランキング形式で紹介し、副業の世界をガイドします。
副業に関する税金や個人事業主としての確定申告の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
副業している人の割合と理由
副業をはじめたいと考えても、その実態を知らなければ不安です。
副業をしている人はどのくらいいて、彼らはなぜ副業をしているのでしょうか。
まず副業をしている人を、確認してみましょう。
副業している人の割合
独立行政法人労働政策研究・研修機構が、2009年「副業者の就労に関する調査」というアンケートを行いました。
その結果、「仕事は1つだけ(本業のみ)」と回答した人が91.9%であるのに対し、「仕事は2つ(副業が1つ)」と回答した人が6.4%、「仕事は3つ以上(副業が2つ以上)」と回答した人が1.7%いることが判明したのです。
この調査から、副業をしている人の割合は8.1%。
社会人の12人に1人が副業をしていることがわかります。
どうして副業するの?
上記と同じ調査で、副業をしている理由(複数回答あり)についてのアンケートが実施されました。
もっとも回答が多かったのは「収入を増やしたいから」という理由で、回答した人の割合は52.7%でした。
次いで多かったのは「自分が活躍できる場を広げたいから」という理由で、割合は26.8%。
3番目の理由は「1つの仕事だけでは生活自体が成り立たないから」という理由で、割合は26.5%。
小遣い稼ぎといった経済的な理由から副業をはじめる人が多くいますが、活躍の場を広げたい、人とのつながりを広げたいといった、非常に前向きな理由も見受けられます。
副業の月収
2015年に実施されたMMD研究所の「ビジネスパーソンの副業に関する実態調査」では、副業の月収について「2万1円〜5万円以内」と回答した人の割合が18.5%ともっとも多く、次いで「1万1円〜2万円以内」と回答した人の割合が13.9%という結果になっています。
20万円以上と回答している人も5.3%存在しており、やり方次第では本業を超える収入が得られる可能性もあるようです。
副業のメリット・デメリット
副業をすることのメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 収入が増える
- 人とのつながりが広がる
- 暇な時間を生かせる
- 好きなことができる
- スキルを磨くことができる
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 副業をよく思わない企業もある
- 本業に影響が出てしまうことがある
勤めている会社に迷惑をかけることは、好ましくありません。
周りの状況に十分配慮してサイドビジネスをはじめるべきです。
そもそも副業はしていいもの?
そもそも会社員が副業をするということは、法律の観点からは問題ないのでしょうか?
法律的に問題ない
サラリーマンが副業することは、法律的にまったく問題ないといえます。
むしろ、会社の就業規則で社員の副業を全面的に禁止することが法律上、許されていません。
社員の就業時間外の活動は社員が自由に決められますし、その時間に副業を行うという選択肢があることはごく自然なことです。
禁止になる3つのケース
基本的に法律上の問題はありませんが、以下で挙げるような状況の場合、副業禁止が有効になることがあります。
本業に支障をきたす
副業による疲労などが原因で本業に支障をきたす場合、副業禁止が有効になります。
実際、建設会社の事務として働く女性社員が毎夜6時間のアルバイトをしていて、本業をクビになったという事例があり、裁判所は最終的に解雇の有効性を認めました。
長時間のアルバイトやネットビジネスによって疲労がたまり、本業の会社に迷惑をかけることは副業禁止や解雇の理由になります。
本業とライバル関係にある
本業と副業が競合関係になる場合、副業が禁止される可能性があります。
靴の小売店で働く社員が、同業の会社を設立したことで、本業の会社から解雇されたという事例で、裁判所は「信頼関係を崩すような裏切り行為があった」として解雇を認めています。
副業では本業の業種を避けるようにするべきです。
会社の信頼をなくすような副業
詐欺まがいの副業や反社会勢力と接点をもつような副業は、本業の会社の信頼を失います。
解雇はもちろんのこと、社会からの信用も失うことで再就職も難しくなってしまうため、絶対にやってはいけません。
サラリーマンにおすすめの副業ランキング
副業には、さまざなな種類があります。
ここでは、おすすめの副業をランキング形式で紹介します。
副業に興味はあるけれどなんの仕事があるのか知らないという人や、ポイントサイトやアンケートサイトには登録しているという人に、次なるステップとして参考にしていただきたいです。
5位 FX
FXとは外国通貨を売買し、その為替差益で儲けるという投資の手法です。
ギャンブル要素もありますが、うまくいけば元手が数倍、数十倍になることもあります。
日常的に世界経済に関心をもつことになるため、経済や流行に詳しくなるというメリットもあります。
しかし、元手が必ず増えるわけではなく、多少のリスクを負う覚悟が必要です。
4位 仮想通貨
仮想通貨とは、将来的な流通が期待されるデジタル通貨のことです。
仮想通貨を利用した快適な送金システムが期待されています。
この仮想通貨に投資することで、利益をあげることができるのです。
2017年は日本で仮想通貨ブームが起き、急激に値上がりしたため、多くの人びとが利益をあげました。
しかし、FXと同様に値動きのリスクがあるほか、取引所や仮想通貨そのものが詐欺まがいのものも多いため、注意が必要です。
3位 ライティング
個人と会社を仕事でつなげるサービス「クラウドソーシング」のシステムが確立され、ライティング作業を手軽に行えるようになりました。
ライティングの仕事はウェブページに掲載される記事を執筆するというもので、自分の趣味や専門的な知識に関する情報を発信できます。
仕事を依頼する会社はス、ポンサーリンクと呼ばれるネット広告をウェブサイトに掲載し、プレビュー数を稼ぐことで利益を出しています。
他にもプログラミングやウェブデザインなど、さまざまな業務があり、それらの技能をもつ人であれば自分の力を最大限に発揮できるはずです。
2位 座談会
座談会は、アンケート会社に登録をすると参加できる副業です。
採用された人が集まり、企業の新商品についての感想や見せられた映像についての感想を話し合います。
さまざまな企業のマーケティングの実態を見ることができ、本業にも生かせるかもしれません。
1位 覆面調査
覆面調査はお店に出向いて、サービスや販売されている商品の状態を確認して、レポートなどの形で報告するという仕事です。
覆面調査では、調査すべき項目をしっかりチェックすれば、そのあとは普通にお店のサービスを受けるだけでいいので、負担も少なく楽しめるでしょう。
もちろん報酬ももらえるため、一石二鳥ということです。
副業の注意点
副業をはじめる前に、注意すべき点があります。
税金
副業で稼いだ収入もその額が一定の値を越えれば、税金を支払う必要があります。
サラリーマンは通常、給与から天引きされる形で所得税や住民税を支払っています。
ただし副業で得た雑所得が20万円を超える場合は、確定申告書を記入し、自分が住んでいる市区町村の税務署に申告しにいく必要があります。
マイナンバー制度の導入で、無申告なども細かく指摘されるようになったため、しっかりと確認をしておきましょう。
副業を会社に秘密で行っているため都合が悪いという理由で、今まで無申告だった人も注意が必要です。
税金や徴収方法について不明な点があれば、税理士事務所を訪れて税理士に相談してみるといいでしょう。
個人事業主
副業でライティングの仕事をする場合、その扱いは個人事業主となるため、所得は事業所得として計算されます。
事業所得については、勤め先が把握しているわけではないので、ふだんから帳簿付けや領収書の保存に気をつける必要があります。
ちなみに、不動産投資で収入を得ている場合、その所得は不動産所得として扱われますが、確定申告等の流れについては事業所得と同じです。
本業とのバランスを考えて
副業には、株式投資や投資信託、仮想通貨などの投資から、アルバイト、ライティングまでたくさんの種類があります。
どんな副業をやってみたいか迷っているときは、副業を実践している人のブログを覗いてみるのも良いかもしれません。
本業に支障をきたさない程度に楽しめ、経済的にも精神的にも自分の人生を豊かにしてくれる副業に出会いましょう。
- 社会人の12人に1人が副業をしている
- 法律的に問題はないが、例外もある
- おすすめの副業は覆面調査やライティング、FXなど
- 税金や確定申告には注意が必要