株式会社ウィルグループの年収は?給与制度と労働環境をチェック!
株式会社ウィルグループは、軽作業員や販売員、オペレーターなどを中心に人材派遣業を営む会社であり、株式会社セントメディアをはじめとする、人材サービスのグループ会社をいくつも子会社としている、上場企業です。
ここでは、株式会社ウィルグループの年収や各種サービス関連の内容、グループ会社のクチコミ情報、労働環境などについて、幅広く紹介していきます。
Contents
「株式会社ウィルグループ」とはどんな会社?
1997年に、わずか3名の社員によって創業したセントメディアが、株式会社ウィルグループの原点です。
海外を含めて20社ものグループ企業に成長した現在からは、想像しにくいほどの小さな事務所からスタートしました。
主な業務内容は、業務請負や人材サービスであり、多くの派遣スタッフを抱える人材派遣会社の集合体として、さらなる成長を目指している企業です。
ミッションとして掲げているものは、個と組織をポジティブに変革すること。チェンジエージント・グループと称しているのも、ネガティブなものをポジティブに、ポジティブなものはさらにポジティブにするチャレンジの可能性を信じているからです。
ウィルグループが特に力を入れているのは、ハイブリッド派遣といわれるものです。ハイブリッド派遣とは、派遣先にフィールドサポーターと呼ばれるグループの常駐正社員を置き、派遣スタッフをチームで派遣するスタイルです。
フィールドサポーターは、就業管理から現場管理までを総合的にサポートし、これにより顧客に的確でスピーディーな対応を提供できるのです。
顧客から高評価を得られれば、グループへのさらなるオーダーが追加される見込みがあり、新たな人材派遣先が見つかる期待も出てきます。
派遣先から直接雇用の引き合いがあれば、ウィルグループで教育研修や現場経験を積んだ派遣スタッフが人材紹介されることもあるのです。
「株式会社ウィルグループ」の労働環境
株式会社ウィルグループの労働環境について、見ていきましょう。
転職リサーチサイトを参考にしてみると、ウィルグループの総合的な労働環境はおおむね良好です。
責任や権限のある仕事ができる、仕事を通じた成長感や達成感を得られる、それらを承認・称賛する社風があり、本業で社会貢献をしているという実感を得やすい会社なのです。
職場の人間関係に満足している人も多く、働きやすい労働環境だといえます。
さらに、ウィルグループでの仕事内容や勤務時間、年収や給与制度についても、紹介します。
仕事内容
ウィルグループの派遣スタッフは、工場や販売サービス業、一般事務など、多彩な分野で活躍しています。
正社員の場合、新卒採用で毎年100~200名程度が募集されています。
職種は、営業企画・フィールドサポート・コーディネーター・キャリアアドバイザー・トレーナーなどです。
営業企画は、取引先が抱える課題をどう解決できるか企画・提案する仕事です。
顧客の利益に貢献するためには、人材を供給することに加えて、アウトソーシングの提供者として問題解決プランをプレゼンしていきます。
フィールドサポートは、人材を派遣している顧客先や業務請負契約先に常駐する社員です。
クライアントの現場にて、改善提案をしたり、派遣社員のマネジメント管理を行います。
主に社内での業務を担当するのが、コーディネーターの仕事です。
クライアントからのオーダーに対して、媒体戦略からスタッフの採用・管理・フォロー、クライアント折衝などを行います。
求職してくる人のカウンセリングを行い、各自の希望や価値観、ライフスタイルにマッチした求人を紹介するのは、キャリアアドバイザーの仕事です。
また、トレーナーはキャリアマネジメントカレッジの講師を指します。
クライアントの現場に派遣されるスタッフに対して、知識やマインドの研修を担当する仕事です。
勤務時間
ウィルグループの勤務時間は、職種や勤務地によって異なります。
基本的な勤務時間帯は、9時から18時、あるいは10時から19時です。
正社員の場合、勤務地は東京都中野区にある本社の他、全国各地の拠点に配属される可能性があります。
すでに展開されているシンガポールやミャンマー、今後展開される予定のベトナムやタイ、マレーシアなどが勤務地となる可能性もあります。
特に、海外の勤務先では、赴任先ならではの勤務時間となるはずです。
年収・給与制度
ウィルグループの年収は、有価証券報告書による調べでは、2015年度の平均が618万円となっています。
2014年度の平均年収が610万円、2013年度の平均年収が589万円ですから、年々増加傾向にあることがわかります。
新卒入社での初任給は、総合職で月給23万円程度。年功序列制の影響を受けるとはいえ、幸先のよいスタートです。
賞与は、6月と12月の年2回。昇給も、4月と10月の年2回、査定が行われます。
各種手当は、全額支給の通勤手当をはじめ、慶弔手当、出産祝い金、結婚祝い金、各種報奨金などを用意しています。
年間126日の休日実績があり、土曜と日曜の週休2日制に加えて、祝日も休暇となります。
他に、夏季休暇と年末年始休暇がありますが、職種によっては一部異なることがあります。
また、福利厚生として、連続9日間のリフレッシュ休暇や連続4日間のピットイン休暇、誕生日休暇、行事参加休暇、出産立合い休、介護休暇など、休暇制度は充実しています。
社会保険料を負担してもらえますし、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災などの各種保険制度も完備されて、安心して仕事にまい進できる環境が整っているといえます。
「株式会社ウィルグループ」の良い点、悪い点
ウィルグループの年収は、年齢や職種を問わず全体的に見れば、一般企業と比べて平均的です。
昇給に年功序列制が活かされているため、20代で一般社員のうちは、十分な年収だとは感じていない人もいます。
株式会社ウィルグループの良い点と悪い点を紹介しましょう。
ウィルグループの良い点は、休日休暇制度が特に充実している点です。
出産立会い休暇など、ユニークな休暇制度もあり、女性にとって働きやすい環境が整っているのは、魅力といえます。
現場に派遣されると、残業に追われる心配がないのはメリットといえます。
仮に残業があった場合でも、しっかりと残業分の時間給が加算されるため、残業によってモチベーションが低下するということはありません。
現場で場数を踏んでいる社員が多いことが好影響して、頼りになる上司が多いのもウィルグループのメリットの一つです。
結果を重視しながらも、過程をきちんと見ていてくれるのは、部下のやる気につながります。
結果、長く勤務する人が多く、人間関係や仕事環境がよくなっているのは大きなメリットです。
一方で、ウィルグループのデメリットとしてクチコミ情報でもあがっているのが、入社後すぐに現場に配属されること。
研修はあるものの、会社に慣れないままにクライアント先の現場に送られて経験を積むのはハードだと感じる人がいます。
クライアント先では、臨機応変の対応が求められるため、もっと上司のサポートが欲しいというニーズが多いのも事実です。
ただし、自分なりの工夫もすれば、顧客のニーズを聞き出せるなどのメリットに好転しやすいのが救いといえます。
上司や先輩は見守ってくれていますが、自分でやり遂げることを大切にしているため、ときには教えてもらえないと感じてしまう人もいます。
そこで踏ん張って頑張れるかが、成長のしどころとなります。
評価制度にあいまいさを感じる人もいることから、できるだけ明確な業績を残し、わかりやすくやる気をアピールするのが、周囲に高く評価してもらえるポイントだと認識しておいたほうがよいでしょう。
日本風の帰属意識が強く漂う企業のため、どちらかといえば勤続年数を伸ばそうとする人のほうが働きやすい空気もあります。
年功序列の給与制度でもあるため、短期間で退職するのは有利とはいえません。
最後に・・・
株式会社ウィルグループの年収や仕事内容、勤務制度などについて、参考になりましたでしょうか。
人材派遣やアウトソーシング業に特化した業務内容でありながら、研修制度が充実しており、幅広い面にチャンスを広げていくことができる企業です。
ミッションやヴィジョン、バリューを重視している企業だけに、会社が目指す姿勢を理解して同じ目線を持つことが、モチベーションを高め続けて得るものを増やしていけるコツといえます。
女性が働くための制度も整っているため、年収にこだわらず、働くやりがいを求める志向の人にはプラスが多い企業です。
・成長感や達成感、社会への貢献度を感じられる仕事環境。
・クライアント先を含め、派遣スタッフと顧客をサポートする業務。
・充実した休日休暇制度と、年功序列制を中心とした給与制度。
・現場でのキャリアが豊富な社員が多く、部下へのサポートが強力。