年収を上げたい人必見!転職に失敗しないために重要な三大要素
「今の年収では満足できない」「できればもっと年収を上げたい」そんなふうに考えている方にとって一番簡単にできる年収アップ方法は、転職でしょう。現在勤めている企業よりも、より自分の力を発揮できるところに勤めれば、自然と年収は上がります。
しかしながらやみくもに転職活動をしても、決してうまくいくわけではありません。ある程度のコツを押さえることで、確実に給料アップできる転職をすることができます。ここでは失敗せずに転職するための重要なポイントを3つご紹介します。ぜひ転職活動の参考にしてみてください。
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会社を辞めない転職活動する
転職活動をするとき、「よし、転職活動に集中するために、まずは会社を辞めるぞ!」という人がいます。しかし会社を辞めてから転職活動をするのは少し危険です。なぜなら会社を辞めてしまうことで、転職活動中にはまったく収入がなくなってしまうからです。
また、転職先が決まる前に会社を辞めることは、転職先の候補となる企業には特によい印象を与えるわけではありません。どちらかといえば「無計画に会社を辞めてしまったのでは?」と思われることもあります。金銭的にも、職務経歴的にも、会社を辞める前に転職活動をはじめ、できれば決まったタイミングで退職するのがよいでしょう。
「でも、会社を辞めないと転職活動が制限されるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。受ける企業にもよりますが、採用試験を夜にしてくれたり、休みの日に実施してくれたりと調整してくれることがあります。また、可能であればご自身で有休をとって転職活動してもよいでしょう。会社を辞めずに転職活動することは、決して難しいことではありません。
企業選びの軸を明確にする
最初にもお伝えしましたが、やみくもに転職活動に取り組んでも無事に転職できるとは限りません。ある程度的を絞らなければ、いつまでたっても自分に合う企業を見つけることできないといった結果をもたらします。
まずは自分がどういう業界に行きたいか、給料はどれくらいがよいかなど、大まかな基準を考えてみてください。そうすることで、受ける企業を減らすことができ、より目的に合った企業を見つけることができます。
業界や給料基準以外にもたとえば「大手か中小企業か」という観点もあげられます。大手企業では福利厚生がしっかりしていることや、安定したお給料が得られることに大きなメリットがありますが、年収の金額アップ率という観点で考えると、中小企業のほうがかえって向いているということがあります。自分の成果を認めてくれてより給料が上がりそうと考えるのであれば、もちろん中小企業に転職するという考え方もあります。
いずれにしても、自分が企業に期待する軸を明確にして転職活動をすすめましょう。自分で軸がうまく決められない場合は転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。転職のプロからのアドバイスは、あなたの転職活動をより良いものにしてくれることでしょう。転職エージェントは面接の日程を調整してくれたり、模擬面接をしてくれたりします。
給与以外の年収UPポイントを見極める
転職して、給料のアップが見込めなくても実質的に、収入がアップするという場合があります。
どういうことなのでしょうか?
福利厚生・諸手当で実質年収UP
これまで勤めていた会社と給料が同じだとしても、手当や福利厚生が変わることで実質の自分の給料をアップすることができます。たとえば最近ではほとんどの企業が、住宅手当や住宅購入手当を支給しています。これにより毎月数万円の手当がもらえるので、実質の給料がアップします。
ほかには扶養している家族がいれば、家族手当を実施している企業もあることでしょう。扶養している家族一人につき1万円程度の補助が出ることがあります。さらにこうした毎月の手当以外にも、身のまわりの負担を軽くしてくれる手当もあります。
たとえば無料でビジネス研修などを受けさせてくれるところもあるでしょう。個人的に勉強していた方にとっては、とてもうれしい手当といえるのではないでしょうか。わざわざ自分で講習費などを払わなくても、会社で勉強させてくれる可能性があります。
また、会社で扱っているサービスを割引で利用できたり、会社と提携している企業の商品を安く購入できたりするところもあり、会社の福利厚生や手当は生活をより豊かにしてくれるところがあります。
このように、さまざまな手当てを利用することで、いままでお金をかけていたところにかけなくて済むようになるのであれば、あなたにとって大きな利益になり、結果的に実際の年収がアップすることになります。転職する際は、手当や福利厚生をしっかりと確認しておくのが望ましいでしょう。
評価制度・インセンティブで年収UP
福利厚生や手当以外にも年収を上げることができるのが、インセンティブやボーナスといった評価制度です。これはいわゆる月々の給料が決まっていたとしても、会社へより貢献することで給料にプラスして報酬をもらえる制度のことを指します。
前職と給料が変わらなかったとしても、この評価制度があることによって、がんばればがんばるほど全体の年収が上がるというわけですね。自分の実力を認められたい、やりがいを見つけたいと考えている方にとってはとても最適な制度なので、転職活動の際に企業がそうした制度を設けているかどうかを確認してみるとよいでしょう。
転職活動にあたって大切なこと
転職活動するにあたって、大切なのはあなたの気持ちだけではありません。当然ながら、企業側にもあなた自身を選んでもらわなければならないからです。そのときにいくつか注意しなければならないことがあります。
身だしなみ
最も大切なのが身だしなみです。
いくら仕事ができる人でも、だらしない身なりではなかなか信用してもらえません。逆に身なりに清潔感があれば、それだけで好印象を持たれることがあります。特に面接などの企業の方と対面して採用試験を行う場合には、注意しておきたいところです。思い切り着飾る必要はありませんが、清潔感を保てるようにしましょう。
社会人としてのマナー
身だしなみとともにもうひとつ気をつけておきたいのが、社会人としてのマナーです。転職活動するときは、それなりに社会人経験があることも重視されます。たとえばメールや電話のやり取り、あいさつ、言葉遣い、時間を守れるかどうかなど、社会人としてのマナーがきちんとできているかどうかはさまざまなところでチェックされます。実際に社会人としてのマナーができていないと、「うちで雇ったときにちゃんと仕事ができないのでは?」と企業側に思われる可能性が高いです。社会人として恥ずかしくない行動がとれているか、あらためて確認してみましょう。
企業の求める人材であることをアピール
転職活動をするときにとても大切なのが、企業にとって自分は必要な存在だとアピールすることです。新卒の就職活動では、どれだけ自分がやる気があるか、ポテンシャルがあるかをアピールすることが大切だったかもしれません。
しかし転職活動では、ある程度社会人経験を持っている人が期待されています。つまり、どれだけやる気があるかよりも、どれだけ会社に貢献してくれるかのほうが大切なのです。ポテンシャルよりも、即戦力かどうかが重要視されているということでしょう。
たとえば未経験の業界に行く際に、「経験はありませんがやる気はあります」とアピールする人がいますが、それは少々見当違いです。なぜなら、やる気があっても仕事ができなければ、その人に期待できることは何もないからです。あなたはこれから育てられるのではなく、あなたの経験をもとに企業に貢献することを期待されています。
つまりこういう場合には、もしその業界で働いた経験がなかったとしても、今まで働いてきた内容や考え方をその業界にすり合わせてアピールすることが望ましいでしょう。今までしてきたことがどれだけその企業の役に立つかをアピールするほうが大切だからです。前職の経験が生きるポイントは必ずあります。たとえば営業で成績を上げていた、こんな商品企画に参加したなど、自分がアピールできるところを明確にしておきましょう。
転職を成功させるには準備が大切
年収を上げるために転職を考えているのであれば、現在の自分の年収やスキルについて一度見直してみることから始めてみましょう。また、現在勤めている会社の福利厚生なども確認することで、自分が求める条件や年収を具体化することができます。これらの準備を行ってから転職活動に移ることで満足いく結果につながるでしょう。
- それぞれの企業の特徴を見極め自分の目的にかなった就職先を見つけることが大切
- 企業選びの軸を明確にする
- 給料以外の面でも年収アップできるかどうかを考える
- 転職活動の際に自分を的確にアピールする