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【初心者限定】基礎から分かる投資信託の儲け方とは

お役立ち 投資
この記事は約 8 分で読めます。

投資信託は、少額で分散投資ができる人気の投資商品です。
初心者でも手軽にリスク分散ができるため、資産運用をこれから始めようという人にもおすすめできます。

とはいえ、いきなり知識ゼロで投信を買うことは望ましくありません。
そこで、投信の仕組みや株との違いといった基礎知識や、投信の選び方投資方法などの儲け方など様々な情報を公開します。

投資信託とは

まずは、投資信託の基本的な仕組みについてみていきましょう。

投資信託の仕組みについて

投資信託は、多くの投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれる運用に長けた人物に託します。
ファンドマネージャーは、株式や債券といった様々な資産に資金を投じて、利益を狙います。

利益が得られたら投資信託の価格が値上がりしたり、投資家に分配金が還元されたりする仕組みです。
投資家が出したお金がどのような資産に投資されるかは、投資信託ごとに決まっています。
例えば、「アメリカ株式ファンド」であれば米国株が投資対象となります。
投資対象は地域(アメリカ・日本・先進国など)と資産クラス(株式・債券・不動産など)が両方決まっているものもあれば、一方だけが限定されているものもあります。

投資信託と株はなにが違う?

投資信託と並んで初心者にオススメされることが多い投資商品にがあります。
投資を始めるにあたって、株を買おうか投信を買おうか迷っている人もいるでしょう。そこで、投資信託と株の違いを整理しておきましょう。

投資信託は、株と比べて幅広い資産に投資できます
分散投資をすることで資産の変動を抑えることができます。
例えば、海外の債券や不動産に分散投資することが可能です。
株であればいくら多くの銘柄を少額ずつ購入したとしても、株全体の値段が下がれば資産は大きく減ってしまいかねません。投信は株よりも分散投資に適しているのです。
株式に投資したい人も株式投信を買うと個別株より銘柄分散が容易になります。

また、投信では海外株式にも手軽に投資できます。
日本でも海外株式を買うことはできますが、手数料が高めです。

さらに、証券会社によって取り扱っている海外株式の銘柄が異なり、すべての銘柄に投資できるわけではありません。
特に、新興国の株式などは取り扱いが少ないです。

投資信託のメリット・デメリット

投信と株の基本的な違いがわかりました。
では、投信のメリットデメリットも把握しておきましょう。

メリット

■幅広い資産に分散投資できる
個人ではなかなか投資しづらい海外の債券や株式・不動産にも少額で分散投資できるメリットがあります。
特に、新興国の成長に期待したい、という人は投信を利用して新興国株式に投資することができます。

■個別銘柄を選ぶ必要がない
例えば、日本株に分散投資したい場合、株式を直接購入するなら銘柄を自ら選択しなければなりません。
配当利回りや株主優待、PER(株価収益率)など投資判断につながる指標はたくさんあります。

■ファンドマネージャーに任せることができる
初心者はいったいどんな基準で個別銘柄を選ぶべきか悩ましいはずです。
投信であれば、「日本株ファンド」のように投資対象を絞り込むだけで、個別銘柄選びはファンドマネージャーに任せることができます。

副業として投資に取り組みたいサラリーマンなど、銘柄選びの時間が取れない人にも投信は役立ちます。
銀行の窓口でも投信を買えるので、記帳や振込のついでに投信購入を検討してもよいでしょう。

デメリット

■運用コストが発生する
投資信託は購入時にかかる販売手数料(販売手数料が無料の「ノーロード」投信もあります)のほかに、保有期間中に発生する信託報酬がコストとしてかかります
そのため、投資対象となる資産が値上がりしても、投資家のものとなる運用益は運用コストの分だけ少なくなってしまいます。

■信託期間が決まっているものがある
期間が決まっている投信は中途解約すると信託財産留保額という形で手数料が徴収されるケースがあります。

投信は手軽に分散投資ができる分、ファンドマネージャーに投資を任せるだけのコストを負担する必要があります。コストは投信によって差があります。
投信を購入する際は、どの程度の費用が発生するのか、運用コストをしっかりチェックしておきたいところです。

運用会社や販売会社によってコストに差があるので注意してください。
ネット証券では手数料が安い傾向があります。

初心者でもできる!投資信託の儲け方とは

投信の長短が分かれば、いよいよ投資意欲が高まってきた人もいるでしょう。
とはいえ、投資信託は元本が保証されていません
そのため、元本割れのリスクがあります。

せっかく投資をするからにはぜひとも利益を上げたいものです。
そこで、初心者でも取り組みやすい、投信での儲け方をご紹介します。

投資金額の決め方

まず、投資金額を決めましょう。
投資金額が少なければそれだけ得られる利益も減ってしまいます。
いっぽう、投資額を多くしすぎると追加投資をしづらくなります。
心に余裕をもって投資をするためにも、投資金額は適度な水準にする必要があるのです。

初心者が投資をする際には、使う予定が決まっていないお金を投資に充ててください。生活資金を充てることはもちろん、教育費や家電の購入費など使う予定がすでに決まっている資金は投資に回してはいけません

具体的な投資額は、目標とする資産額と期待利回りから逆算しましょう。
そして、投信の基準価額もチェックし、希望の金額を投資できるか検討してください。

例えば、1年後に105万円の資産を築きたい人が利回り5%の投信を買うとすると、必要な投資額は105万円÷(1+0.05)=100万円となります。
実際にはより中長期的な目標資産額を定めると良いです。
目安としては、20年後に1,000万円にしたい場合、利回り3%だと必要な額は約550万円となります。

投資信託で儲けるための「積立」

投資信託は分散投資をしやすい点が魅力です。
しかし、一気に投資をしてしまうと投資する資産クラスは分散できても投資タイミングは分散できていません。
投資で初心者が利益を上げるためには、時間分散も大切です。

投信には、時間分散に役立つ「積立」という投資方法があります。
投信積立は毎月一定額の投信を購入することで、投資タイミングを半ば自動的に分散できるのです。

毎月一定額を積み立てる方法では、投信の価格が安い時に多くの数量を購入することになります。
結果として、平均購入単価が安くなる傾向があります。
安く買って高く売る」という投資の基本原則に従った買い方を、目先の値動きに惑わされずに行うことができるのです。
中長期的な運用成績アップには積立が有効です。

失敗しない投資信託の選び方

投信への投資額や、投資方法について知識が深まってきたところで、選び方についても理解しておきましょう。
日本国内だけでも投信は数多くあります。
そのため、初心者が銘柄選びを難しいと感じるのは当然です。
しかし、いくつかの基本的なポイントさえ踏まえておけば、初心者でも投信選びで失敗せずに済みます。

■値動きを把握しやすい投信を選ぶ

まずは、自分が値動きを把握しやすい投信を選びましょう。
例えば、日本株を投資対象とするファンドなら、日経平均株価やTOPIXなど日々目にしがちな株価指数をもとに値動きをチェックしやすくなります。
投信は新興国債券など個別銘柄を買いづらい投資対象にも分散投資できるメリットがあります。
しかし、初心者のうちは値動きを理解しやすい投資対象のものを選ぶべきです。

■運用コストに要注目
信託報酬などの運用コストが高めの投信ではせっかくの利益が減ってしまいます。
運用コストは、「信託報酬○%」といった形で明示されているので必ずチェックしてください。

投資成功者の共通点

投資を始めるからには成功して多くの利益を上げたいものです。
そこで、投資成功者の共通点を知っておきましょう。

まず、自分が投資する資産については最低限の理解をしておくことです。
自分のお金を投じるのですから、しっかりと責任をもって投資先を選ぶことが大切です。投資成功者はよくわからない金融商品にはお金を出しません。
退職金を投資で失うなどという失敗をしないようにしてください。

また、中長期的な視点で投資をすることも成功者には求められます。
投資は目先の利益を追求しすぎると失敗しがちです。投資はギャンブルではありません。目先の利益を追うのではなく、中長期的に資産を増やすことを念頭に置いて投資を進めましょう。

短期売買で取引回数が多くなると手数料も増えます。
資産を無駄に減らさないように心がけてください。

運用コストを意識して初心者も投信で儲けよう

投信は初心者でも買いやすい投資商品です。
しかし、デメリットとして運用コストがかかることが挙げられます。
そこで、運用コストの安い投信を選ぶと良いでしょう。

また、投資対象の値動きを把握しやすいものがおすすめです。
初心者であれば、国内株式(日本株)のファンドの値動きが最も把握しやすいと言えます。低コストでわかりやすい投信をコツコツ積み立てて、中長期的に資産をしっかり増やせるようにしてください。

まとめ

・投信は株より手軽に分散投資できる
・運用コストが発生する点が投信のデメリット
・投信購入資金は余裕資金で
・積立投資で時間分散することも大切
・中長期的な視点で落ち着いた投資をしよう

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