【違いが理解できる】初心者は投資する運用会社をどこに任すべきか?
これから将来に向けて資産を残そうと考えている人は、投資に目を向けているのではないでしょうか。
とはいえ、投資は初心者には手を出しにくいイメージがあり、そしてリスクについての心配をする人も多いはず。
しかし、投資は正しい知識を持って行えば、資産を大きく増やせる可能性があります。
また、リスクをできるだけ抑える方法も存在しているのです。
投資はギャンブル的な要素を持つものではなく、運用次第で資産を作り出すために有効な方法です。
そこで今回は、初心者でもはじめやすい投資の方法や、信頼できる投資運用会社について挙げていきます。
今投資について興味を持っている人や、投資について不安を抱いている人は参考にしてみてください。
Contents
投資とは
では、まず投資とはどんなものかについて見ていきます。
投資は、金融商品を購入してその取引で利益を得て資産を増やす方法です。
そして、投資で得られる利益には下記の2つがあります。
- 金融商品の価格が上がったときに売却し、それによって得る売却益(キャピタルゲイン)
- 長期運用で得られる配当金など(インカムゲイン)
これらの利益をどんどん増やしていくことで、将来的な資産形成に役立てることができます。
投資による資産運用がうまくいけば、貯蓄よりも大きな資産を築けることになるのです。
金融商品取引は法律で規制されている
この投資に用いられる金融商品は金融商品取引法によって定められています。
金融商品取引法は、購入・所有することで利益を得られる金融商品を幅広く規制している法律です。
またその金融商品の販売、運用などを行う会社は、すべて金融商品取引業者の登録を行う必要があります。
投資と投機には違いがある
投資未経験者は、投資は勝って利益を得るか、負けて損失を得るかといったイメージを持っていることも多いようです。
つまり、投資はギャンブル性の高いものと思っているということです。
例えば、日ごとや時間ごとに市場価格に変動のある金融商品について、毎日数時間おきに売買を行う方法も存在します。
この方法は、金融商品が値上がりしたチャンスを狙って売却するものです。
こうした方法には、1日で取引を行うデイトレード、1週間単位で取引するウイークトレードといったものがあります。
しかしこれらは、長期的に見て着実に資産を育てる方法ではなく、資産形成には向いていません。
どちらかというとこうした方法は、目先の利益を得る投機であるということができます。
対して投資とは投機と違い、ギャンブル性のあるものではなく長期的に資産を育てていくものです。
ある金融商品について経済的な成長を見込んで資金を投じ、その成長とともに利益を得ていくのが目的なのです。
投資の種類
次に、投資に用いる金融商品にはどのような違いがあるのかを見ていきます。
・ 株式
これは有価証券の1つで、企業の運営に出資する形になる投資方法です。
企業が資金調達のために発行する株式を購入して、利益を得るものとなります。
購入したときよりも株価が上昇すれば、そのタイミングで売却することで利益を得られるわけです。
また、長期間にわたって所有すると、その企業が利益を上げたときには配当金を受け取ることも可能です。
・ 投資信託
この方法では信託業者が広く資金を募り、その資金で商品の運用が行われます。
つまり、株式のように自分で特定の企業を選択、運用する形ではなく、運用を信託業者に任せることができるのです。
その分、投資家の手間が省ける方法ともいえます。
ちなみに、運用方法は2種類あります。
日経平均株価などの指標を超える運用を目指すアクティブファンド、指標の動きに合わせた運用を行うインデックスファンドです。
・ 個人向け国債
これも有価証券であり、国が国民に借金をする形となるものです。
特に個人向け国債は、個人投資家でも小口の金額から始められるようになっています。
国債は価格の変動によって利益を得るというよりは、受け取れる金利によって資産を増やす方法です。
タイプは固定金利の3年・5年と、変動金利の10年の3種類となります。
満期になると国債の金額に金利がプラスされた金額が戻ってくるため、実質元本割れをしないのが特徴です。
・ 不動産投資
これは投資家が不動産を購入・所有して運用する方法です。
利益を出す方法は、コンスタントに家賃収入を得て、諸経費やローン返済額を差し引いて余った金額を利益とするものが1つ。
そしてもう1つは、不動産価値が上昇したときに売却して利益を得る方法です。
また個人で運用する方法のほか、信託業者が資金を募って特定不動産の運用を行うJ-REITという投資信託の形もあります。
・ 外貨預金
この方法は、預金を日本円ではなく海外の通貨で行うものです。
各国の外貨には金利があり、それをうまく運用できれば日本円での預金よりも効率よく利益を得られます。
また為替レートの動きによっても利益を出すことが可能です。
例えば対象の外貨に対して円安の場合、その外貨分の円を元手より多く引き出せることになり、資金を増やすことにつながるのです。
・ 外貨MMF
これも投資信託の一種であり、資金を外貨として運用する方法です。
MMFとはマネー・マーケット・ファンドの略です。
投資の対象は海外の国債などで、破たんの心配がほぼない安全な国のものが取り扱われています。
また金利はどの外貨でもおおむね外貨預金より高く、その分リターンも多くなります。
さらに外貨預金と同様に為替レートの差異によって利益を得ることも可能な商品です。
・ FX
FXも外貨取引の一種ですが、この投資商品は実際に通貨を売買するものです。
この方法では、資金(証拠金)に大きなレバレッジをかけることが特徴です。
このレバレッジ効果により、何十倍や何百倍にも資金を膨れ上がらせることができます。
ただし、レバレッジの効果はマイナスにも働きます。
つまり、損失が出るときにも何十倍、何百倍にもなってしまう商品です。
・ 先物取引
この方法は、ゴールドやエネルギー資源などについて、長期的な目で見たときの価値を予想して投資を行うものです。
このとき、将来的に価格が上昇しそうなものも現時点での価格で購入でき、逆に価格が下降しそうなものは現時点での価格で売却することができます。
そして先物取引でも大きなレバレッジがかかりますが、FXと同様に利益も損失も大きくなります。
初心者がはじめやすい投資
ここまで、主な投資商品の種類を見てきました。
では、投資初心者に向いている投資商品とはどのようなものでしょうか。
初心者向けの投資商品を選ぶポイントは、少額でも始められてリスクが比較的低いものとなります。
例えば、投資信託の中でも一度に商品を購入するのではなく、毎月定額を積立てて決まった額だけ購入する投信積立という方法があります。
毎月少しずつ積立ていけばよく、また購入商品や購入口数が分散されるため、リスクを軽減することが可能です。
投信積立の運用状況を知るためには、信託業者が投信財産計算規則などに基づいて作成する運用報告書を参照するのがおすすめです。
また、株式累積投資と呼ばれる方法では、株式売買に必要な数(単元)以下でも購入ができます。
そして、毎月決まった銘柄を一定額購入するのです。
この方法でも購入口数を毎月の一定額に合わせることが可能で、運用は証券会社が行います。
その他、単元の10分の1で株式を購入でき、自分で運用できる株式ミニ投資や、1株から購入可能な単元未満株取引も初心者におすすめです。
さらに単元未満株取引では、株式の名義が最初から個人であるため、株主優待を受けられる銘柄もあります。
おすすめの投資運用会社
では最後に、信頼できるおすすめの投資運用会社をいくつか紹介します。
特に手数料が安く、取引がインターネットで簡単に行えるネット証券会社について見ていきましょう。
・ 楽天証券
大手インターネットサービス会社・楽天グループの証券会社です。
こちらでは、株式の売買手数料が安めですし、投資信託の取り扱い数2000本余りの中で、手数料無料の商品が約半数あるのが嬉しいところ。
また、利用状況に応じて楽天グループ全般に使える楽天スーパーポイントももらえ、ショッピングなどに使うことも可能です。
・ SBI証券
数あるネット証券会社の中でも口座開設者数は2016年時点で第1位を誇り、投資信託の取り扱い数もトップクラスの証券会社です。
また、投資信託は100円から始められて初心者にも安心です。
その他の投資商品も種類が豊富で、さまざまな海外商品に投資することも可能。
さらに、国内株式を深夜でも取引できるPTSサービスも人気を博しています。
・ GMOクリック証券
こちらの魅力は、売買手数料が他のネット証券よりもかなり安く抑えられていることです。
これによりかなりのコストダウンが狙えてお得に取引することができます。
また投資商品もバラエティに富んでおり、初心者向けのものからプロの投資家向けのものまで幅広くフォロー。
いろいろな投資方法を試してみたいという人にはおすすめの会社です。
はじめるならインターネット証券
投資は、立派な資産運用です。
投資の仕方をしっかり選べば、初心者でも小額で簡単にはじめられます。
手数料が安いインターネット証券を選べば、余計な費用もかからず、大変便利です。
FXなどで、短期に儲けを出すのではなく、個人向け国際や、外貨MMFなど長期的な運用を考えれば、リスクを低く抑えられます。
自分に合った投資を見つけ、将来の資産を増やしましょう。
- 投資は決して危ないものではなく、長期的にじっくり資産を育てていくために有効な方法である
- 投資といっても、さまざまの種類がある
- 方法を選んで運用すれば、初心者でも安心して投資を進められる
- インターネット証券は、手数料が安い
- 自分に合った投資方法や投資運用会社を選ぶことが大切